今日の給食

2025年2月27日
    本日の給食は「ひなまつり献立」です。
    ひな祭りは、女の子の健やかな成長と健康を願う、3月3日の「桃の節句」の行事を指します。「桃の節句」は、七草・端午・七夕などと並ぶ五節句のひとつで、本来は、「上巳(じょうし・じょうみ)の節句」といい、3月の最初の巳(み)の日を指していました。江戸時代に「上巳の節句」が五節句のひとつに定められ、5月5日が男の子の節句であるのに対し、3月3日は女の子の節句となりました。
    「桃の節句」と呼ばれるようになったのは、旧暦の3月3日の頃に桃の花が咲くことや、桃は魔除けの効果をもつと信じられていたことに由来します。雛壇は平安貴族の姿を模したものですが、雛人形の始まりのひとつに、平安貴族の子女の遊びとして、「ひいな遊び」と呼ばれるものあったり、昔の人形(ひとがた)や流し雛の風習の通り、お雛様に女の子の戯れを移して厄災を身代わりに引き受けてもらうためだったりといわれています。
    そんなこどもに災いが降りかからないようにという家族の願いや、人生の幸福が得られるようにという気持ちを込めて、「桃の節句」には「雛人形」を飾るようになりました。こうした風習が全国に広まり、「桃の節句」「ひな祭り」と呼ばれて定着していきました。
    本日のメニューは、縁起物のれんこんや旬の食材を使った「ちらしずし」です。
    年中行事の由来を知ることで、季節と食材の関係や日本古来の風習を理解するきっかけとしてほしいものです。