本日の給食

2025年2月6日
    本日の給食は「節分献立」です。
    本日の献立に使用されている「大豆」、「いわし」、「こんにゃく」は節分の日に食べると縁起が良いとされている食材です。
    大豆は「力の強い作物」とされ、豆には「魔」を「減する」という意味があります。節分に炒った豆を使うのも、「豆を炒る」を「魔の目を射る」とかけ合わせているためです。季節の変わり目は病気や災害が多いとされ、昔の人はそれらを「鬼」に見立てました。節分に行う「豆まき」には「豆をまいて鬼を追い払い、年の数だけ豆を食べることで、厄除けとなり、家庭に福が来る」と考えられたそうです。「豆まき」で悪いことは外に、良いことは内に入るようにという願いを込め、年齢の数の豆を食べて健康を祈ります。
    西日本や関東の一部、福島県などでは、焼いた「いわし」の頭をひいらぎの枝に刺した柊鰯(ひいらぎいわし)を玄関先に飾る風習があります。鬼はいわしを焼いたときのにおいと、ひいらぎのとげが苦手といわれているため、魔除けとして飾る縁起物です。
    「こんにゃく」は四国を中心に節分に食べる地域があります。こんにゃくは食物繊維を豊富に含み、体の悪いものを出してくれるため、昔の人は「胃のほうき」、「砂おろし」と呼びました。旧暦の大晦日である節分に大掃除の後でこんにゃくを食べて、体の中もきれいにしたとされています。
    本日は気温が下がり、非常に冷え込む1日となりました。体調を整え、健康な毎日を過ごすためにも、さまざまな食材をバランスよく食べたいものです。
    本日のメニューのように、日本の伝統行事にちなんだ食材の由縁を知ることで食に関する知識を広げ、食に対する意識を高める機会としてもらいたいと思います。