授業の様子

2025年2月3日
    音楽科で「筝(そう)」の授業が始まりました。  
    「筝」の起源は中国春秋戦国時代の秦にまでさかのぼります。日本へは奈良時代に中国の唐から伝来し、雅楽の伴奏楽器として演奏されたのが始まりとされています。平安時代には貴族の楽器として使われ、源氏物語では最も多く登場する絃楽器です。
    「筝」は「琴(こと)」は異なる楽器で、「筝」には13個の「柱(じ)」と呼ばれる部品が含まれることが特徴として挙げられます。
    このような伝統的な楽器の歴史的背景や親しまれてきた理由を探ってみることで、知識の幅が広がるとともに、見方や考え方が深まり、生活に深みと豊かさをもたらしてくれるものと考えます。
    「筝」のもたらす雅やかで趣のある音色とともに古に思いをはせ、日本古来の伝統楽器のよさに触れる機会を大切にしてほしいと思います。