• 穏やかな筆運びに、心が落ち着く時間。
    書写ボランティアの先生が、傍で丁寧に指導。
    行書の流れをともに学び、文字が姿を変える。
    静けさの中に、自分と向き合うひととき。

    「自信があるからやるんじゃない。やるから自信がつくんだ」
     …武田双雲(書道家)
  • 究極団体競技「長縄」

    2025年10月21日

      Break the Limit!! 限界を超え 仲間と燃えろ!
          (本番:10/28火 予備日:31金)

       学年ごとの長縄練習が、最高潮を迎えようとしています。ブログ担当は今日も昼から出張で不在(泣)。昨夜からの雨の影響もあり、今日は練習の歓声やドラマの瞬間を直接見ることはできません。でも、昨日までの、運動場から聞こえる足音、教室や窓越しに届く声、職員室に漂う先生方の熱――その全部が、「今日も全力だ!」という気配を放っています。

       本校の長縄は、学年別・クラス対抗戦。制限時間内に全員で跳び、連続回数の最高記録を競う――シンプルに思える競技ですが、実際は究極の団体競技です。人数が少ない方が跳ぶ回数は増えやすい、でも「全員で跳びたい」と願う仲間の思いも知っている。「全員で最高回数を」と信じて挑む――その絆こそが勝利への条件です。

       縄を回す人の苦労も並大抵ではありません。疲労で腕が重くなっても、仲間が跳ぶ姿を信じ、集中し続ける。跳ぶ側も、その信頼に応えようと歯を食いしばる。誰かが引っかかっても対策を考え、声を掛け合う――その一瞬一瞬が、クラスの絆となります。練習を欠ける人が出れば、本番への挑戦の精度は下がります。引っかかるのは個人の責任ではなく、全体の呼吸のズレ。それを理解できるクラスが、記録を伸ばすクラスです。

       担任たちも、クラスの背中を必死に押しています。ルールの確認、体調の見守り、時間配分の調整、声かけ――そのひとつひとつに情熱を注ぎながら、全員が跳べる環境を整えています。心の中では、こう叫んでいます。「頑張っているのはわかっている。疲れていることもわかっている。仲間を大切にしていることもわかっている。だからこそ、みんなで大記録を出したい。同じ縦割の仲間、応援してくれる人たち、そして何より、みんな自身のために大記録を。本気で、全員の全力で!」

       また、1番人数が多く、経験も少ない1年生が勝つということは、ただの勝利ではありません。それは、上級生の努力を上回る情熱を、下から突き上げた証。だからこそ、上級生たちは燃える。後輩に抜かせまいと、意地と誇りをぶつける。この1週間が、クラスの心をひとつにし、神久呂中の運動場に最高の熱を生み出します。

       究極団体競技「長縄」。苦しい、でも楽しい。疲れる、でも笑顔がある。信じ合い、支え合い、限界を超える。勝ち負けを超えたところにある、本気の証明――それが、神久呂中の体育大会の長縄です。

      Break the Limit!! 限界を超え、仲間と燃えろ!
      体育大会まであと1週間。最高の一瞬を、最高の仲間と…跳べ。

       


      「チームワークつうのは頼もしく時に煩わしく力強い味方であり重圧だ
       それに向き合うこともしないでバレーやってるつもりかよ
       自分がチームを向きチームも自分を向く
       それが出来たらなチームも自分もぶつかりあって強くなれる
       そんでもし それが出来たらラッキーだと覚えとけ
       そういうチームはどこにでもあるものじゃない」
       …古舘春一『ハイキュー!!』

    • 黄(3-1 2-2 1-2)

      2025年10月20日
        朝の雨が上がり、光の中で縄と人と声がはずむ。
        昼の全校長縄は、声と心をつなぐ時間。
        そして縦割ダンス。息を合わせてペースを刻む。
        仲間から仲間へ、先輩から後輩への、襷。

        「練習は嘘をつかない。だが、考えない練習は嘘をつく」
         …原晋(大学駅伝監督)
      • 3年生。
        ブルーシートの上に人が乗り、
        片道ずつリレー形式で規定回数分往復します。
        当然シート上の人は、とびます。
        跳ぶ?飛ぶ?

        2年生。
        n人n+1脚の方式。
        コーンを回って往復してリレー形式です。
        しかし、1組ずつ人数を増やさなければなりません。
        ポイントは、人数配分か?それともスピード練習か?
      • ついについに長縄練習が始まる。
        みんなの気持ちが揃って跳べる1回。
        みんなの集中が続いて跳べる2回。
        さて、あなたのクラスの目標は?

        「0から1にするのと、1から2にするのとでは難しさは全然違う」
         …渡邊雄太(バスケットボール)

        青ダンスパフォーマンスの練習です。
      • 雨のため、今日は作戦会議。
        1年生の学年種目は全員リレー。
        全員で3000m、1人の走行距離は50 or 100m。
        割り振り方や順番を考えています。

        「大切なのは練習ではなく、練習に対する情熱だ」
         …ペレ(サッカー)
      • 天気が変わりやすい季節。
        風があるし、湿気もあるし、気温も変わる。
        そもそも、天気ってどう決まるのだろう?
        さて、今日の天気は…。
        ※先生たちも授業づくりの勉強をしています。
      • 赤(3-2 2-1 1-3)

        2025年10月15日
          雨上がり。運動場はまだぬかるみ。
          長縄の練習は、ひとまず明日へ。
          今日は室内で作戦会議と縦割ダンス。
          音と笑顔が、体育大会を近づける。

          「やりたいことを思いっきりやるためには、
           やりたくないことも思いっきりやんなきゃいけないんだ」
           …末次由紀『ちはやふる』
        • 体育大会練習、始まる

          2025年10月14日
             今日から、体育大会の練習が始まります。ブログ担当は昼から出張で不在。つまり、初日の熱気も汗も、実際には見ていません。けれど、どこか感じる全校の期待感と、生徒や先生方が天候や運動場の様子を気にする雰囲気だけで、胸が熱くなりました。

             本年度の体育大会Break the Limit!!―限界を超え 仲間と燃えろ―は、10/28火(予備日31金)。
             学年別の学級対抗「学年種目」「長縄」「リレー」で学年総合優勝・縦割総合優勝を競い、縦割対抗「ダンスパフォーマンス」は別枠で最優秀賞が与えられます。体育大会5冠(学年種目・長縄・学年優勝・縦割優勝・ダンス)を狙うクラスもあるようです。
             縦割の存在は、学年の垣根を超えた協力と絆を育む大切な舞台。3年生にとっては最後の行事であり、行事と受験勉強の間に立ちながら、夏休みから少しずつ積み重ねてきた努力の集大成でもあります。

             今、どの学級も同じ悩みを抱えています。
             「長縄を獲りたい!学年種目も獲りたい!ダンスパフォーマンスも獲りたい!全部獲りたい!でも練習時間は限られている…どうする?」――そんな声があちこちで聞こえてきます。意見が割れ、空気が重くなる瞬間もある。それでも、誰かの言葉や笑顔で少しずつ前に進む。どのクラスにも、小さなドラマがあります。

             長縄は、究極の団体競技です。全員で連続して跳び続ける回数を競う――言葉にすれば単純ですが、実際はそう簡単ではありません。緊張で身体がこわばる瞬間もあれば、ミスが不安を呼ぶ空気が生まれそうになることもある。けれど、それを乗り越えていくのは、仲間を信じようとする気持ち。リーダーや担任は、声かけや視線の合図、少しの配置調整で、仲間の心をつないでいきます。

             リーダーと担任の奮闘は、もしかしたら合唱コンのとき以上かもしれません。
             ルールの確認、体調の見守り、タイムスケジュールの調整。縦割チーム同士の呼吸を合わせること。誰にも気づかれない努力の積み重ね。報われないかもしれないし、うまくいかないかもしれない。けれど、そのひとつひとつが、生徒の頑張りと成長を支えています。
             生徒たちも、先生方も、今日も挑み、悩み、また挑みます。支え、励まし、背中を押すのも、また生徒たちであり、先生方でもあります。そんな繰り返しが、この体育大会を特別なものにしていくのです。
             合唱コンで感じた「成果と課題と悔しさ」を胸に、縦割のつながりを感じながら、全員が挑み続けます。

             その光景を見ていれば、きっと誰もが、同じように胸を熱くしたことでしょう。
             体育大会へ向けた挑戦が、本格的に始まります。


            「報われない努力だったかもしれないけど、うまくいかなかったことしかないかもしれないけど、でも一生懸命、これ以上ないくらい頑張りました」
             ――羽生結弦(フィギュアスケート五輪金メダリスト)4回転アクセル挑戦、世界初認定、転倒の後で
          • 2時間の実力発揮を終え、ほっとひと息。
            3・4時間目、3年生はボンボンづくり。
            手を動かしながら、仲間と後輩への気持ちを重ねる。
            そして、合同帰りの会で確かめた。受験生として3連休。

            「幸福とは、理性に従って生きること」
             …マルクス・アウレリウス『自省録』