― Break the Limit!! 限界を超え 仲間と燃えろ! ―
(本番:10/28火 予備日:31金)
学年ごとの長縄練習が、最高潮を迎えようとしています。ブログ担当は今日も昼から出張で不在(泣)。昨夜からの雨の影響もあり、今日は練習の歓声やドラマの瞬間を直接見ることはできません。でも、昨日までの、運動場から聞こえる足音、教室や窓越しに届く声、職員室に漂う先生方の熱――その全部が、「今日も全力だ!」という気配を放っています。
本校の長縄は、学年別・クラス対抗戦。制限時間内に全員で跳び、連続回数の最高記録を競う――シンプルに思える競技ですが、実際は究極の団体競技です。人数が少ない方が跳ぶ回数は増えやすい、でも「全員で跳びたい」と願う仲間の思いも知っている。「全員で最高回数を」と信じて挑む――その絆こそが勝利への条件です。
縄を回す人の苦労も並大抵ではありません。疲労で腕が重くなっても、仲間が跳ぶ姿を信じ、集中し続ける。跳ぶ側も、その信頼に応えようと歯を食いしばる。誰かが引っかかっても対策を考え、声を掛け合う――その一瞬一瞬が、クラスの絆となります。練習を欠ける人が出れば、本番への挑戦の精度は下がります。引っかかるのは個人の責任ではなく、全体の呼吸のズレ。それを理解できるクラスが、記録を伸ばすクラスです。
担任たちも、クラスの背中を必死に押しています。ルールの確認、体調の見守り、時間配分の調整、声かけ――そのひとつひとつに情熱を注ぎながら、全員が跳べる環境を整えています。心の中では、こう叫んでいます。「頑張っているのはわかっている。疲れていることもわかっている。仲間を大切にしていることもわかっている。だからこそ、みんなで大記録を出したい。同じ縦割の仲間、応援してくれる人たち、そして何より、みんな自身のために大記録を。本気で、全員の全力で!」
また、1番人数が多く、経験も少ない1年生が勝つということは、ただの勝利ではありません。それは、上級生の努力を上回る情熱を、下から突き上げた証。だからこそ、上級生たちは燃える。後輩に抜かせまいと、意地と誇りをぶつける。この1週間が、クラスの心をひとつにし、神久呂中の運動場に最高の熱を生み出します。
究極団体競技「長縄」。苦しい、でも楽しい。疲れる、でも笑顔がある。信じ合い、支え合い、限界を超える。勝ち負けを超えたところにある、本気の証明――それが、神久呂中の体育大会の長縄です。
Break the Limit!! 限界を超え、仲間と燃えろ!
体育大会まであと1週間。最高の一瞬を、最高の仲間と…跳べ。
「チームワークつうのは頼もしく時に煩わしく力強い味方であり重圧だ
それに向き合うこともしないでバレーやってるつもりかよ
自分がチームを向きチームも自分を向く
それが出来たらなチームも自分もぶつかりあって強くなれる
そんでもし それが出来たらラッキーだと覚えとけ
そういうチームはどこにでもあるものじゃない」
…古舘春一『ハイキュー!!』