1年の最後に…
私の記憶に残る…ドラマ「3年B組金八先生」わたくしの大好きな場面をみなさまへ
金八「文化とは何か?」
生徒たち「・・・」
金八「文化とは、ふぐちりであると坂口安吾という作家がそう言った。最初、バカが北九州に住んでいて、ふぐなんて食べたことないけど食べてみようと頭から食っちゃった。もちろんこのバカはふぐの猛毒に当たって死にました。」
生徒たち 「・・・」
金八「しかし、しかしだ。死んでゆくとき、なんかひと言、言い残さなくてはと、どうも目玉を食ったのがいけなかったらしい、とそう言った。そして次のバカが出てきて、おれも挑戦してみよう、と目玉をぬいて食ったけれど、やっぱり七転八倒して、今度は皮がイケなかった、と言い残して死にました。そしてその次のバカは骨が悪いというように、バカたちのなんとも言えない歴史が、とうとうと続いて。今日、われわれは安心して、ふぐがたべられることになった。つまり文化というものは、こうした積み重ねのうえに受けつがれて存在しているものなのだよ。そして、こうしたご先祖さまのおかげをこうむって今日あるわれわれは、次のまた次の時代に、人間が幸せになるものを残さにゃならん責任てもんがあるんだ。だからお前たちは、そのために苦しい受験勉強と戦っているんだよ。」
生徒たち (うなずく)
金八「このなかに、みごと東大へ入って大蔵官僚になれるやつがいたら、人間のほんとうの幸せのために使える予算を千円でも多くぶんどってくれ。大工になるものは、家族が肩を寄せ合い、いつもあったかい笑い顔が絶えないではいられない居心地のいいそんな家をつくれ、手抜き工事ではつくれないぞ。酒屋を継ぐものは、客の気持ちが明るくなるような笑顔を忘れないでください。看護婦になるものは、病人の苦しみをわかち合ってやれるような、やさしい職業人になってくれ。小説家を志すものは、人間とは生きている価値のあるすばらしいもんだと、感動できる物語を、音楽を志すものは、聴く者の魂をゆさぶる音楽を奏でてくれ。おっ母さんになるものは、お前たちのような受験戦争に、子どもをたたき込まないですむようなかしこいお袋になってください。そして……、この川が流れ込んだ海の向こうでは、受験戦争どころか、本物の戦争で傷つき、肉親を失い、食うものすらないお前たちと同じとしごろの少年少女がいるということを、そして、なぜそういうことがあるのか理解できるような、そんな人間になってください。そして……そして、人間としての自分を生き抜いてください。」
TEAM北星2023ブログ これにて修了ぉぉぉ~~~
北星中学校の素晴らしさを皆さんに知っていただきたく
わたくしの目線から好き勝手に いろいろ発信させていただきました。
不快に感じたこともあったかと思います。申し訳ありませんでした。
一方で 様々な方から「ブログ、楽しみに見てます!」「ブログファンです」などのお言葉をいただくこともあり、本当にうれしく思いました。
1年間、ありがとうございました。