「完全」ってなんだろう?

2025年7月29日
    みなさん、こんにちは!! 雲井です!!
    今日は7月29日。 実はこの「7」と「29」、どちらも素数です。
    素数っていうのは、「1とその数自身でしかわり切れない数」のことでしたね。
    少しだけ特別な存在です。
     
    ちなみにこのブログを書いているのは7月28日。
    この「28」も、とっても特別な数です。それは、“完全数”だからです。
    完全数というのは、「その数自身をのぞいた約数を全部たすと、自分と同じになる数」のこと。
     
    例えば、
    6 の約数は1、2、3、6。 自身の6をのぞいてたすと 1+2+3=6、
    28 は1+2+4+7+14=28になります。
     
    “完全数”は小さい方から、6、28、496、8128、…と続きますが、5つ目は100万を超えます。
    現在見つかっている“完全数”は全部で52個。しかし、そのほとんどが何千万桁という大きさの数で、私たちの生活の中で見ることはまずありません。“完全”って言われる数は、とても少ないです。
     
    この世界に“完全なもの”って、実はそんなにないのかもしれません。
    数字から離れた例だと…
    世界中の多くの人が「美しい」と感じるドイツのノイシュヴァンシュタイン城。あのディズニー映画のシンデレラ城のモデルにもなったといわれています。でも実はこのお城、建築中に国王が亡くなったため、内装が完成しないまま工事が止まってしまった≪未完成の城≫なんです。見た目は夢のようでも、本当の意味では“完全”ではないんですね。

    “完全・完璧”に見えるけれど、実はそうではないもの・ことは、私たちの周りにたくさんあります。
     
    私たち人間も同じです。誰でも失敗するし、うまくいかない日もあります。勉強でも、部活でも、「完璧」なんてことはなかなかありません。でも、それでいいんです。大切なのは、昨日の自分より、ほんの少しでも前に進むこと。小さな目標を立てて、一歩ずつ近づいていくことが、本当の成長につながります。
     
    夏休み、みなさんはどんなことにチャレンジしますか?
    大きな夢や理想ももちろん大切ですが、まずは今日の自分ができることをやってみてください。
    ゴールに向かって、前向きにがんばっていきましょう!
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