企業講話

2024年12月5日
    地元の企業の方からお話を伺う機会を得ました。
    講師は橋本エンジニアリング社長の橋本さん。
    橋本エンジニアリングは、パラリンピックテニスで金メダルを獲得した小田凱人選手の車いすを開発したとして世界的に知られる会社です。

    「目的と目標が君を未来へ導く!」
    「MLBの大谷翔平選手やSoftbankの孫社長を例に、なりたい自分(目的)と、そのために具体的に達成したいこと(目標)を定められたら、どんな時代であっても大丈夫です」
    「自社も経営の危機に瀕した時期がありました。社長として苦しい選択をせざるを得なかった」
    「『縁ある人を物心共に幸せに導く』を心に、不確実性の時代でも生き抜くための新たな目標を定め、オリジナル商品の開発を目指し、車いすとの出会いとなりました」
    「車いすの軽量化に必要なマグネシウム合金。地域の研究会に参加して声を上げたら仲間が増え、開発が一気に加速」
    「目的・目標がぶれなかったこと、チャンスを自らつかみにいく行動力があったこと、成長産業に挑戦したこと、そして人の力を借りたことで今の会社があります」
    「みなさんも進路選択をしなけれななりません。将来の夢が決まっていない人も多いことでしょう」
    「大谷選手も小田選手も中高生の時代から目標達成シートを作成していました。大谷選手も『人生が夢をつくるんじゃない、夢が人生をつくるんだ』と言っていました」
    「目的がはっきりすれば、迷わず進んでいけます。それまで焦らずに一生懸命に今を生きてください。きっと自分の目的、目標が見つかるはずです」

    橋本エンジニアリング社製の車いすは、パラスポーツの世界においてテニス小田凱人選手以外にも女子テニスの田中愛美選手、車いすラグビーの池崎大輔選手、水泳の鈴木孝幸選手なども使っているそうです。
    パリパラでは4人が共に金メダルを獲得。
    会場には、競技用ではありませんが、軽量車いすの実物も持ってきて見せていただきました。

    講話のあと、3年の吉田さんからお礼の言葉。
    橋本社長さんからは、小田選手と田中選手のサイン色紙をいただきました。
    本校の図書室には、この日のために小田選手の本が展示されていて、社長さんにもその様子を見ていただきました。
    橋本社長さん、ありがとうございました。