こども館館長原田先生を招いて「生き物博士になろう②」を行いました!
春から初夏の生き物を対象に行った「生き物博士①」から約4か月。記録的な暑い夏でしたが、このところ朝夕は涼しい空気に包まれ一気に秋めいてきました。仲良し広場に集まった年中・年長さん、もう5年間お世話になっている原田先生に挨拶をして、少し静かにしていたら…。日陰の木の辺りから、「コロ・コロ・リー」「リ・リ・リ」とコオロギの鳴き声が聞こえてきました。
原田先生によれば、「聴こうと思う人には聞こえるし、聴きたくない人にはうるさく聞こえる…不思議だね!」という解説でした。始めと終わりは挨拶代わりにコマ廻しから。原田先生は空中でコマを廻し、手のひらで回し続けます。いつも凄いよね!





秋の虫たちの中には、泣く虫がたくさんいます。童謡「虫の声」の歌詞をあげてみると…マツムシ(チンチロリン)、スズムシ(リンリンリン)、コオロギ(キリキリキリ)、クツワムシ(ガチャガチャ)、ウマオイ(チョンチョン・スイッチョン)。鳴くのはオスで、メスの注意をひいて子孫を残すのだそうです。虫たちは、夏の初め頃、卵から生まれて羽化し、秋には子孫を残して死んでしまうそうです。お話を聞いた後は、園庭で虫取りをしました。先日園庭整備で使った土の山に被せたブルーシートをめくると、ものすごい数のコオロギが飛び出してきました。







草むらへ行くとバッタたちがピョンピョン飛び跳ねて逃げていきます。ショウジョウバッタの子供をたくさん見つけることが出来ました。中には大きなカマキリを園庭で捕まえた子もいます。捕まえた虫たちについて質問したり確認できるように、もう一度仲良しの森に集まりました。




どんな質問にも答えてくださる原田先生はやはり「生き物博士」でした。コオロギなどを飼うと、最後は死んでしまうけれど、外の環境と同じように、時々雨が降ったり、空気が冷たくなったりするような自然に近い環境で、飼育箱を維持していけば、産んだ卵が孵化して、最終的には羽化して、成虫として来年の秋には鳴き始めるのだそう。挑戦してみたいですね。原田先生ありがとうございました。コマ廻しも凄かったです!


