防犯教室を行いました!子供たちを守るために何ができるのか?実践的に訓練しました!

2025年6月16日

    本年度も「防犯教室」を行いました!子供たちの訓練と言うよりも先生方の対応が問われるものだけに緊張感の中、訓練できました!

    平成13年6月8日、大阪の池田小学校の事件から早24年が経過しました。本園では、6月のこの時期に合わせ「防犯訓練」を行っています。中央警察署生活安全課の警察官お二人に来ていただき、園庭で遊んでいる子供たちを狙って、不審者が園内に侵入したとの想定で行いました。例年、園長が第一次対応だったので、警察官のご指導で、園長不在の時の対応を訓練することに急遽決まり、園長は写真班に徹することとしました。
    南園庭で遊具や砂場で遊び始めた子供たち。先生方は訓練があることは知っていましたが、不審者がどこから入って来るのかを知りませんでした。不審者は何と、西側のフェンス越しに中を伺いながら、南に回り小学校正門から入ってっきました。今までにはない経験でした。
    最初に気付いた主任の先生が声掛けに行くと、強引に園庭に入ってきた男。その様子を見た他の先生が笛で合図を送ると、次々に防犯ベルの紐が引かれサイレン、音が鳴り始めました。聞きつけた園務員さんも不審者が自由に動けないように対応します。しかし、ダー!と北園庭に急ぐ不審者を確認したため、子供たちは南の植え込みの後ろに一旦避難。そして状況を確認しながら動いていた先生の合図で、幸の道を使って園舎内に逃げ込みました。園舎内は、くじらの部屋が避難場所。不審者が動きにくいようにバリケードをつくりながら避難。室内もドアに鍵を掛け、バリケードを築いて隠れました。
     
    訓練終了!遊戯室に集まって、警察の方のお話を聞きました。防犯の際の合言葉は「いかのおすし」。いか…「ついて行かない」、の…「車に乗らない」お…「大きな声を出す」す…「すぐに逃げる」、し…「大人の人に知らせる」という、合言葉は、日本中で使われているようです。被害に遭う可能性が高い子供たちに分かるように…と警察の皆さんが考えたのだそうです。訓練経験者である年中さん・年長さんは皆分かっていたようです。
    「いかのおすし」を守っていても、大人の人の力は強く、早く逃げないと連れていかれてしまう…ということを、知らせるため、1(おまわりさん)対8人(子供)で綱引きも実演してくれました。先生が加わっても、元剣道部・ラグビー部のお巡りさんには勝てませんでした。
    いろいろとご指導いただき、怪力のお巡りさんを怖いなあ…と感じた子もいたかもしれません。最後は、警察手帳を見せてくださり、いつでも皆を守るよとお話しくださいました。お礼を言って子供たちは終了。今回はキッズサポーターの先生と園務員さんに、先生方が気を付けることを指導いただきました。「子供たちを守るために先生方は頑張ると思うけれど、自分の命も絶対に守ってください。」ということ。「犯人が逃走してもその行方や何かを捨てないかなど、観察もしてほしい。」とのお話もありました。放課後は担任の先生方も加わってもう一度確認をしました。

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