2025年10月

  • クレヨンの魅力

    2025年10月7日
       昨日は、中秋の名月でしたが、雲が厚く残念ながら月は見えませんでした。そこで、ばら組さんは、今日、「お月見」の製作を頑張りました。
       まずは、団子をのせる台を糊で貼り付け、絵の具で団子と月を描きました。
       次に、クレヨンで様々なものを描き足しました。
       以前紹介した『人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ』という本にも書かれていますが、枚数で言えば、クレヨンで描かれた絵が一番多いのではないでしょうか。世界中の数知れない段ボール箱や抽斗、物置、その他もろもろの場所に、無数のクレヨン画がしまい込まれているでしょう。人類の想像力は「クレヨン」によって育まれたのかもしれません。あの国の大統領も、別の国の首相も、クレヨンを使ったことがあるでしょう。
       
       研究者によると、クレヨンで絵を描かせると、女の子は赤、オレンジ、緑、ベージュといった温かい色で人物やペット、花や木を描こうとし、男の子は黒や灰色といったどちらかと言えば冷たい色で車や列車、ロケットなどなんらかの動きを表現しようとするそうです。たしかに、今日の製作でも、普段の「ごっこ遊び」でもその傾向が見られます。男女差別は絶対にいけませんが、男子と女子の違いはあるのかもしれません。
       ところで、「お月見」の絵なのに、ほとんどの園児の作品に「はしご」が描かれてます。なぜでしょう?
       園児たちは、先週読み聞かせで読んだもらったエリック・カールの『パパ、お月さまとって!』のお話がとても気に入っていたようです。
    • 十五夜

      2025年10月3日
        名月を取ってくれろと泣く子かな 小林一茶
         
         旧暦の8月15日は中秋の名月で、年によっては9月上旬に早々と訪れることもありますが、今年は10月6日(月)です。
         この十五夜の日は、芒を飾ったり月見団子を食べたりして「お月見」をします。東の空に現れる名月は本当に見事です。
         10月6日は休園日なので、本日、そら組さんはお月見の製作をしました。そして、「うさぎ餅」を園児みんなで味わいました。
         
      • 摑み取り⁉

        2025年10月2日
           先日も、豊西の魅力についてブログに書きましたが、今日も、地域の方から素敵なプレゼントがありました。ハヤ、フナ、アユなど、豊田川でとらえた魚を持って来てくださいました。
           
           先日も、豊西の魅力についてブログに書きましたが、今日も、地域の方から素敵なプレゼントがありました。ハヤ、フナ、アユなど、豊田川でとらえた魚を持って来てくださいました。
           魚をプールの放つと、園児たちは大喜び。手で触ろうと群がります。最初は網でもなかなか掬えなかったのが、手でとらえられるようになります。驚くべき園児の順応力です。
        • 練習は本番のように

          2025年10月2日
             運動会の総練習がありました。豊西幼稚園では、総練習とは言わず、「園児のみんなのための運動会」として、「本番」のように取り組みました。
             園児たちは、一生懸命頑張り、終わった後に、『楽しかった』という達成感に満ちた声が数多く聞かれました。11日(土)に行われる運動会も楽しみです。
          • とんぼとともに

            2025年10月1日
              とどまれば あたりにふゆる 蜻蛉かな   中村 汀女

               秋になり、気付くと周りにトンボが集まっていて、囲まれてしまったという経験をしたことがあるでしょう。この俳句は、多くの人が体験しながら、あまり気にも留めない情景を見事に描き出した秀句です。
               このピンボケの写真は何かとお思いでしょう。豊西幼稚園の園庭にもたくさんのトンボが飛んでいます。
               ところで、なぜ赤とんぼは秋になると急に現れるのでしょうか。実は、アキアカネは夏の間は、涼しい高地に生息し、秋になると平地に降りてくるのです。今日は、トンボに囲まれて運動会の練習をしました。
               
              ためらって また矢のごとき 蜻蛉かな  小沢 信男

               これもまた、一度は見たことがあるような風景。空中に漂っているトンボが、突然矢のように進みだす様子です。今日は、群れるトンボの中を園児たちが駆け抜け、まるで練習パートナーのようでした。