この思い後輩に伝えたい
長崎では多くのことを知ることができた。午前中ボランティアガイドさんに案内してもらった
原爆資料館には原爆に関する資料、被害が分かる実物などがあった。その一つ一つが重
みがあり、その瞬間がその場によみがえるようだった。ガイドさんの話も心にぐっとくる話だった。
資料館の後は市内の被爆した建物や場所を見て回った。爆心地はすごく神聖な地だった。
浦上天主堂の遺壁も迫力があった。当時の物がたくさんあった。平和祈念像もすごく大きかった。
午後の判別研修では長崎の歴史と共に和華蘭の文化について知ることができた。
そして下平さんのお話。
下平さんのお話は実際に被爆した人にしか分からない体験談だった。
きっと思い出すのもつらいはずなのに、私たちに話してくれた。言葉にすごく重みがあった。
被爆した瞬間、母親の死、妹の自殺、全ては原爆のせい。そしてその原爆を使わせた戦争の
せいだと思う。 戦争の悲惨さ、平和の尊さを知ることができよかった。これからは平和感謝し、
人との関わりを大切にしたい。後輩にこの思いを伝えていけたらいい。
如己堂を見学する生徒
診療と研究による放射線障害と原爆による障害のため、病床にあった永井博士のために
1948(昭和23)年春、浦上の隣人たちが建てた2畳一間の家。
博士は、家を建ててくれた人々の心を忘れず、自分もこの愛に生きようと、
聖書の「己の如く人を愛せよ」の言葉から、「如己堂」と名づけました。