【9年1組】 保健体育科 研究授業「性感染症の予防」

2026年6月1日
     本校の校内研修では、「9年間をつなぐ学び舎の創造 〜見方・考え方を働かせて〜」を研究主題に掲げ、施設一体型小中一貫校の強みを生かして、初等部・中等部・高等部の教員が合同でグループを組み、日々の授業改善(一人一研究授業)に取り組んでいます。
     6月1日(月)の4校時に9年1組において、保健体育科の研究授業が行われました。
     今回の単元は「健康な生活と病気の予防 性感染症の予防」です。若年層における性感染症の急増が社会問題となっている現代において、子供たち自身が当事者意識をもち、正しい知識と適切な行動を選択できる判断力を身に付けることを目指した授業となりました。
     まずは、青少年の間で梅毒などの性感染症が流行している背景について考えました。「SNSを通じて不特定多数の人と交流できるようになったからではないか」など、現代の社会背景と関連付けながら、グループでの対話が行われました。
     続いて、無自覚のまま感染が拡大していく恐ろしさを体感するため、コップの水(炭酸ナトリウム水溶液)を使った「感染の連鎖」のシミュレーション実験を行いました。
     誰が最初に原因をもっているか分からない状態で水の交換を繰り返し、最後に検査薬を入れます。気づかないうちに多くのコップが反応していく様子に生徒たちは驚き、感染の広がり方を身近なリスクとして体感していました。
     実験の後は、「どうすれば感染を防げるか」について全体で意見を交わしました。「正しい知識をもつこと」「不確かな情報に流されず、適切な予防行動を選択すること」の大切さについて、一人一人が真剣に考え、振り返りを行うことができました。
     今回の授業では、実験や対話を通して子供たちが保健体育科の「見方・考え方」を働かせ、疾病のリスクを自分事として捉えて主体的・協働的に学びを深める姿が見られました。