【青海原】7年2組 英語科研究授業を行いました

2025年12月6日
     12月1日(月)に7年2組にて、英語科の研究授業を行いました。
     当日は、浜松市教育センターから指導主事の先生にも御来校いただき、貴重な御指導を賜りました。

     今回の授業は、「Here We Go! 1 Daily Life Scene4 道案内」の単元(全4時間)の2時間目にあたり、子供たちが「最適なルートを判断し、条件に合った英語表現を検討することができる」ことを目標としました。
     子供たちは、ALTの先生が浜松駅へ向かうという設定で、道案内プランを考えるという課題に取り組みました。
     課題設定の工夫として、最短ルートを教えるのではなく、「1時間以内に浜松駅に着く」という時間制限を加えました。ALTの先生の「やりたいこと」として、「甘いものを食べたい」「動物を見たい」「景色を楽しみたい」などの条件カード(全6種類)を一人1枚受け取りました。
     同じ地図上でも、条件によって子供たち一人一人が異なるルートを考え、そのルートを伝えるための英語表現を検討しました。これは、子供が「どうすればALTの求める条件を満たせるか」を思考・判断し、自分に合った学びを進める「個別最適な学び」につながる工夫でした。
     自分の考えたルートを地図に書き込んだ後、同じ条件カードを持った子供たち同士でグループになり、道案内の表現や、ALTの先生が喜ぶであろう「このケーキ屋さんは素敵ですよ (This cake shop is very nice.)」といった追加情報を教え合い、確認し合う活動を取り入れました。
     この際、子供たちはタブレット型端末で友達の考えたルートを確認したり、質問や相談をしたりするなど、クラウドを活用して学びを深めることができました。
     子供たちからは「同じ条件でも違うルートを選んでいる子がいて面白かった」「友達の追加情報を真似したい」といった、多様な考えに気付く(協働的な学び)ことの喜びを語る振り返りが見られました。
     本校の研究主題である「9年間をつなぐ学び舎の創造 〜見方・考え方を働かせて〜」、および浜松市が推進する「個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実」 を意識した授業デザインとなりました。
     子供たちは「コミュニケーションを行う目的や場面、状況等に応じて情報を整理」し、ALTの先生のために最適なルートを再構築するという、英語科特有の「見方・考え方」をフルに働かせていました。
     自分の考えを深めたり、広げたりするためのツールとして、タブレット型端末(クラウド)が自然な形で活用されていました。指導主事の先生からも、生徒たちが生き生きと課題に取り組み、互いに学び合う姿について評価をいただきました。

     今後も、子供たちが「分かった!」「できた!」と実感できる授業づくりを目指し、教職員一同、研修に励んでいきたいと思います。