中4B組 生活単元学習研究授業~「クリスマス会をしよう」~

2025年11月29日
    11月21日(金)に中4B組で研究授業を行いました。
    本校では、「9年間をつなぐ学び舎の創造 ~見方・考え方を働かせて~」を研究主題に掲げ、子供たちが自らの学びを深められる授業づくりに取り組んでいます。今回の中4B組の授業も、その実践の一つです。

    今回の学習テーマは「クリスマス会をしよう」です。ただのイベント準備ではありません。この単元には、準備や運営を通して「自分のできることや得意なこと」に気付き、友達と協力し合うという大切なねらいがあります。授業の中心としては、「好き・得意グラフ」を使った役割分担の話合いです。
    本校が今年度重点を置いているクラウドの活用が、ここでも光っていました。
    子供たちはタブレット型端末(オクリンクプラス※)を使い、自分の「好きなこと・嫌いなこと」「得意なこと・苦手なこと」を座標軸に整理した「好き・得意グラフ」を作成・共有しました。
    「自分は話すのが好きだから司会をやりたい」
    「〇〇さんは集中して作業するのが得意だから、景品づくりが向いているんじゃない?」
    このように、グラフでお互いの特性を「見える化」することで、自分自身の役割を主体的に考えたり、友達の良さを認め合ったりする姿が見られました。
    苦手なことがあっても、誰かの得意がそれを補う。「違い」があるからこそ協力できるということに気付く、温かい時間が流れていました。

    9年生(学園リーダー)から7年生までが在籍する中4B組。異年齢の集団の中で、一人一人が自分の役割に責任をもち、認め合いながら成長していく姿は、小中一貫校である本校が目指す「9年間をつなぐ学び」そのものです。
    クリスマス会本番に向け、中4B組の子供たちがどのように協力し、準備を進めていくのか、今からとても楽しみです。

    ※オクリンクプラスとは・・・
    児童生徒が学校で使用する「デジタルの学習ノート」や「発表ツール」のようなものです。タブレット型端末を使って、自分の考えをまとめたり、友達と意見を交換したり、教師に提出したりと、様々な学習活動に活用できるツールです。
    これまでのノートや発表資料の作成が、タブレット型端末上でよりスムーズに、そして楽しくできるようになりました。この「オクリンクプラス」は、ベネッセコーポレーションが学校向けに提供している学習支援ソフト「ミライシード」の中の主要なアプリです。児童生徒が主体的に学び、思考力を高めることを目的として開発されています。