【切磋琢磨】9年生 社会科 研究授業を行いました

2025年10月27日
    10月23日(木)に、学校全体で取り組んでいる校内研修の一環として、9年生の社会科(公民的分野)で研究授業を行いました。

    今回の社会科の授業は、「日本は民主主義の国といえるか」という現代社会の根幹に関わるテーマを深く追究する大単元の中間報告として行われました。
    子供たちは、若者の投票率の低さや女性議員の少なさ、政治とメディアとのかかわりなど、日本の民主主義が抱える課題にも着目し、それらに対する自分なりの解決策や将来のあり方についてまとめる「追究レポート」を作成しています。
    この日の授業は、「追究途中の交流」を中心に行いました。子供たちは、作成途中のレポートを互いに見せ合い、付箋などを使ってアドバイスを交換しました。
    前時までに子供たちは一人一人が自身の関心に基づいてテーマを深掘りする「追究レポート」作成に取り組みます。
    本時では、他者との「対話」を通じて、自分のレポートの良さや修正点をつかみ、追究の見通しを再構築しました。
    子供たちは、付箋やタブレット型端末を効果的に活用し、情報を整理・共有しながら活発な意見交換を行い、学習内容を人生や社会の在り方と結び付けて深く理解しようと努める「主体的・対話的で深い学び」を実践しました。

    今回の授業は、本学園の校内研修の研究主題「9年間をつなぐ学び舎の創造 ~見方・考え方を働かせて~」 に基づいています。
    子供たちは、社会科ならではの「見方・考え方」を働かせ、「なぜだろう」「どういうことだろう」という疑問から出発し、「そういう考え方もあるのか」「なるほど」といった実感や納得を伴った学びを深めていました。
    小中一貫校である本学園の学園リーダーである9年生が、3年後に迫る選挙権の行使を見据え、社会事象を知り、平和で民主的な国家及び社会の形成者に必要な公民としての資質・能力を身に付けられればと考えています。