【知覚動考】4年生「はまなこ学習」認知症サポーター養成講座を受講!~地域を支える一員として~

2025年10月5日
    10月2日(木)の総合的な学習の時間(はまなこ学習)において、4年生を対象に「認知症サポーター小学生養成講座」を実施しました。

    高齢者の方々の生活や、特に脳の機能に焦点を当てた詳細な説明からスタートしました。子供たちは、認知症がどのような状態なのかを専門的に学ぶとともに、それが原因で不安や困惑を感じる方がいることを深く理解することができました。

    学習の核心は、「困っている方をどのようにサポートするか」という点でした。子供たちは、認知症の方へのサポートには、不安な気持ちを取り除くことができるように優しく寄り添い、温かい言葉で話しかけることが何よりも大切であると学びました。ロールプレイを通して知識として知るだけでなく、「自分ならどうするか」を主体的に考える貴重な体験となりました。

    今回の講座受講は、4年生の「はまなこ学習」(身の回りの共に暮らす人とその暮らしを支える仕組みや人々 )において、本校が育成を目指す具体的な資質・能力と深く結び付いています。

    認知症についての正しい知識と、温かい声掛けという具体的な行動を身に付けました。これは、「支える相手や目的に応じて発信したり、実践したりすることができる」という目標達成の一歩です 。
    また、子供たちが認知症サポーターとして地域を支える意識をもつことは、「誰もが幸せに暮らしていけるようにするために、自分たちにできることを他者と協力して考え、実行することを通して、全ての人とともに生きることを大切にしていこうとする」という、重要な目標を体現するものです。

    4年生は、今回の学びを通して、地域社会における「支える側」としての一歩を踏み出すことができました。この経験を基盤とし、今後も自分たちの暮らす庄内の地域社会と深く関わり、他者との関わりの中で自己の生き方を考える学びを深めていくことを期待しています。