中4A組研究授業 ~「洋服のたたみ方を覚えよう」から広がる学び~

2025年9月17日
    本校は施設一体型小中一貫校として、研究主題「9年間をつなぐ学び舎の創造~見方・考え方を働かせて~」のもと、日々の教育活動に取り組んでおります。
    今回は中4A組で生活単元学習「洋服のたたみ方を覚えよう」の研究授業が行われました。

    【授業の概要と目指す学び】
    生活単元学習は、生徒の生活上の課題を解決し、必要な知識や技能、態度を身につけることを目的としています。今回のテーマである「洋服のたたみ方」も、日常生活に密着した大切なスキルです。
    授業では、生徒がそれぞれ自分の着る洋服をきれいにたたむことを目標に、2つのグループに分かれて活動しました。これは、本校の研修において目指している「個別最適な学び」と「協働的な学び」を一体的に充実させる試みです。

    【工夫された学習活動】
    授業では、以下の2つの方法で学びを深めました。
    ①動画による振り返り:生徒は、洋服をたたむ様子をタブレット型端末を使用して動画に撮影し、後で自分のたたみ方を客観的に振り返りました。
    ②友達との学び合い:撮影した動画を通して友達の良い点や改善点を見つけ、それを直接伝え合うことで、自分自身の学びをさらに深めました。
    このように、ICTを効果的に活用し、生徒同士が教え合うことで、一人一人の課題解決能力やコミュニケーション能力を高めることができました。上手なたたみ方を身につけるだけでなく、どうすればもっと上手にたためるかを考えたり、友達にアドバイスを求めたりする中で、思考力や判断力、表現力も育まれていました。

    【今後の教育活動へ向けて】
    今回の研究授業を通じて、生徒一人一人の学びの姿や成長を改めて確認することができました。今後も、今回の学びを他の教科や活動にも活かし、子供たちが未来社会を力強く生き抜くための資質・能力を育んでいけるようしていきます。