総合「やさしさを手から手へ」

2024年7月26日
     1学期も終わり、夏休みが始まりました。
     4年生は、総合の学習の時間で、「だれでも安心してくらせるようにするには、どうしたらよいだろう」をテーマに、福祉に関する学習を行いました。大人や子供だけでなく、お年寄りや妊婦さん、障がいをもつ人や外国人など、身の回りにいる様々な立場の人に目を向けるために、体験活動を行いました。
     まず初めに行ったのは、手話講座です。耳が不自由な人が日々の生活で困っていることや工夫していること、手話について教えてくださいました。また、手話だけでなく、表情や口の動き、身振り手振りなどで、コミュニケーションをとることができることも学びました。
     次に、特別支援についての講座です。身体的に障がいがある人や考える力に障がいがある人もいることを知り、得意なところを伸ばし、苦手なことを少しでも減らせるように、1人1人に合ったサポートをすることの大切さを学びました。
    続いて、障害福祉体験講座です。車いす体験や、アイマスクを付けて目が見えない人がどのように歩いているのか体験しました。
     最後に、認知症講座です。認知症のことや、お年寄りにはどのように接したらよいのかについて、劇を交えながら教えてくださいました。
     
     これまでの活動を通して、「自分たちが当たり前にできることでも、苦労を感じていることに気付いた。」「体が不自由な人のために、自分にも手助けできることがあると知った。」など、それぞれが自分の考えをもつことができました。
     2学期以降は、今までの活動をもとに、自分たちがさらに探求したいことを決めて、学びを深めていきたいと思います。