そでし発表会

2025年12月15日
     
    3年生は、総合的な学習の時間「そでし」の授業を通して、「生き方」や「働くこと」について学んできました。進路選択や受験を目前に控え、自分の将来について考える機会が増える中学3年生の今だからこそ、「これからどのように生きていきたいのか」「何のために学び、働くのか」を立ち止まって考えることを大切にしています。
     
    授業では、さまざまな職業の方から直接お話を聞く生き方講話や、命の大切さや人との関わりを実感する赤ちゃんふれあい体験などを行ってきました。知識として学ぶだけでなく、実際の体験を通して、自分自身の生き方や価値観と向き合う時間を積み重ねてきました。
     
    これまでの学びを一人一人が新聞としてまとめ、そでし発表会では全員が自分の考えを発表しました。見聞きしたことや感じたこと、そこから考えた自分の将来像について、自分の言葉で伝えようとする姿が印象的でした。聞く側の生徒たちも、友達の思いを受け止めようと真剣な表情で耳を傾け、会場には落ち着いた緊張感が漂っていました。
     
    発表の中では、「何事も全力で取り組むことの大切さ」「大人になってからも夢をもってよいこと」「失敗を恐れず挑戦し続ける姿勢」「周囲の人とのコミュニケーションの重要性」など、今後の人生につながる多くの気付きが語られました。進路を考える時期だからこそ、こうした学びが自分自身を見つめ直す土台になっていることが伝わってきました。
     
    発表後の質疑応答では、感想や質問を伝えようと多くの生徒が積極的に手を挙げました。「その考えに共感した」「別の見方もあると思った」といった意見が交わされ、対話を通して生き方についての理解をさらに深めることができました。仲間の考えに触れることで、自分の考えを広げたり、見直したりする貴重な時間となりました。
     
    受験を控え、不安や悩みを抱えやすい時期ではありますが、だからこそ今回の学習が自分を支える軸をつくる機会になったように感じます。目の前の努力がすぐに結果につながらないこともありますが、全力で取り組む経験は、必ずこれからの自分を支えてくれるはずです。
    皆さんの人生に 幸あれ