• 7月1日。

    時間が早いため、まだ陽射しはそれほど強くない朝でした。
    花々が日に照らされ、今日一日の始まりを彩っていました。
    この日の朝、二つの場所において、あいさつ運動が行われました。

    1か所は舞阪小学校です。
    舞阪中の生徒会や生活安全委員会の生徒が舞阪小へ出かけて行き、
    「いじめ茶だめマン」とともに、あいさつ運動を行いました。

    もう1か所は舞阪中学校です。
    校門にて、健全育成会の方々があいさつ運動をしてくださり、
    「あいさつ日本一 舞阪」と書かれた啓発グッズを生徒へ手渡しました。
    「おはよう」
    「おはようございます」

    あいさつで、一日の始まりを互いに確認し合うことは、とても気持ちのよいものです。
    何か、今日一日のエネルギーを、互いに贈り合うような気がします。

    その中で、健全育成会の方が啓発グッズを手渡したときに、
    「ありがとうございます」とのお礼の言葉が、生徒から返ってくるのが聞こえました。
    それも、一人だけではなく、何人も何人もです。
    私は、とても素敵なことだなと感じました。

    あいさつは、互いの存在を認め合う行為であり、心が交流している証だと感じます。
    あいさつの声が行き交うところは、そこに住む人たちの思いも行き交っています。

    「あいさつ日本一 舞阪」
    それが実現できたら、とても素敵なことです。
    その実現のカギを握っているのは、まぎれもなく、そこに住む人一人ひとりです。

    生徒たちよ。
    ”自分こそが舞阪の主体者である” との自覚を持ち、
    今日も、また明日も、真心を込めてあいさつをしていこう!(文責:教頭)
  • 「舞中防災の日」

    2025年7月15日
      少し前のことになりますが、
      6月25日に、「舞中防災の日」を開催しました。

      これは、毎年、多くの方々にご協力いただき、実現している催しです。

      海のすぐそばに位置する舞阪中学校では、
      地震や津波などの災害から身を守る知識や技能を身につけることを目的として、
      「いのちを守る教育」の一環として行っています。
      浜松西消防署の所員の方々にお越しいただき、
      消火器での消火訓練や煙の中を歩くスモーク体験、消防車の見学、災害時の心構えについての講話など、
      様々な学習を行いました。
      今年は、地域のボランティアの方がたくさん参加してくださり、
      炊き出し訓練(アルファ米)を行いました。

      炊きあがるまでの時間を利用して、新聞紙でスリッパを作りました。
      身近にあるものを使って代用品を作ることは、いざというときに必要なことです。
      ボランティアの方が丁寧に教えてくださいました。

      15分ほどで、アルファ米が炊き立てのご飯のようになりました。
      生徒たちはそれを受け取ると、大きなおにぎりを作って、おいしそうに頬張っていました。
      毎年行っている起震車体験は、生徒にとっても教員にとっても、貴重な体験のできる機会でした。
      今年は起震車が故障しているとの連絡を受け、とても残念に思いました。

      その代わりとして企画したものが、「牛乳パックで耐震構造を考える」です。
      これは、牛乳パックを切り貼りして、地震に強い構造の家を作るというものです。

      生徒たちは、さまざまな仕組みを考え、思い思いの家の模型を作りました。
      その後、完成したものを互いに見せ合い、よりよい仕組みについて考えました。

      ほかにも、災害時に起こりうる場面を想定した究極の2択「イエス・ノークイズ」を行い、
      その是非について大激論が繰り広げられるなど、大いに盛り上がりました。
      養護教諭が、災害時に使える応急処置の仕方について講義しました。
      使うものはハンカチとビニール袋です。

      実際に、ハンカチとビニール袋で止血する方法を試したり、骨折した腕をビニール袋で吊ったりして、
      身近にあるもので対処する方法を学びました。
      出張図書室では、「いのちを守る」をテーマにした図書を配架するなど、
      全校挙げて、「防災」について学んだ1日でした。

      生徒たちよ。
      自分の身を自分で守るすべを知り、そのうえで、
      周りの人を助けることのできる、優しさと強さを兼ね備えた人に育ってほしい。

      あなたたちは、 ”社会の希望の灯台” です。
      その自覚を持ち、更に成長していってほしいと願います。

      年々、新たな企画を盛り込みながら、着実に継続して実施している「舞中防災の日」。
      今年も学校運営協議会や自治会長さんに見学していただきました。
      そのときのアンケートの声を生かし、更によりよいものを作ってまいります。

      来年は、多くの保護者の方々にも参観していただき、
      いっそう充実した「舞中防災の日」を開催していきたいと考えています。(文責:教頭)
    • 5・6位決定戦に勝ち上がった舞阪中は、開成中と対戦しました。
      この試合も互いに譲らない、競った試合展開となりました。
      2-2の同点となり、最後まで奮闘しましたが、力尽きました。
      舞阪中は惜しくも2-3で開成中に敗れ、第6位となりました。

      しかし、県大会出場の切符は手に入れました。
      県大会で今回のリベンジを果たし、更に上へと駆け上がってほしいと願います。
      決勝トーナメントの3試合は、いずれも僅差での勝負となりました。
      どれ一つとっても、楽な試合はありませんでした。

      でも、だからこそ、今回の大会は、成長の機会となったのではないでしょうか。
      一方的な試合よりも、勝つか負けるか分からない緊張感ある試合の中でこそ、
      実力は急速に伸びてゆくものだと思うからです。

      人生も、同じだと思います。
      たとえ上手くいかないことがあったとしても、1mmでも前へ進もうとすることが、
      自らを大きく成長させゆくことになるのだと考えます。

      生徒たちよ。
      県大会という次のチャンスに向けて、更に更に技と心を磨いてほしい。
      そして、たとえ緊迫した試合になったとしても、今日の経験を生かし、挑みぬいてほしい。
      そこに、人間としての成長があります。

      頑張れ!女子卓球部!
      君たちの更なる前進と成長を、期待しています。(文責:教頭)
       
    • 7/5(土)、湖西アメニティにて、女子卓球部の浜松・湖西地区大会の団体戦が行われました。

      舞阪中は3-0で清竜中、同じく3-0で北浜中にそれぞれ勝利し、
      予選リーグを1位で通過しました。

      午後から行われた決勝トーナメントでは、準々決勝で新居中と対戦しました。

       
      新居中との一戦は、一進一退の接戦となりました。
      互いに2勝ずつ積み上げ、最後の試合は両チームの全選手が応援する、白熱の試合となりました。

      舞阪中は惜しくも2-3で敗れ、5~8位決定戦へと回りました。
      蜆塚中との戦いも、接戦にもつれ込みました。

      随所によいプレーが互いに飛び出し、白熱の展開となりましたが、
      今回は3-2で舞阪中が勝利し、5・6位決定戦へと進みました。(文責:教頭)
    • 心の教育講座2年

      2025年7月10日
         7月4日(金)、講師に、しらい助産院 白井まなみ先生を迎え、2年生の心の教育講座がありました。

         心の教育講座は、性教育を通して自分の心身の健康、命の大切さについて、感じ考える講座です。2年生の内容は、思春期の体の変化についてでした。専門機関の相談窓口へ実際に相談のある内容から、思春期男女の体の変化について知ることが出来ました。今はインターネットに思春期の体の変化に関するあらゆる情報が載っています。情報の取捨選択が自分で出来るようになることが大切であるとおっしゃっていました。
         そして、誰もがお腹の中で最初は女性の体の形をしていて、そこから男性の体へと変化していく赤ちゃんが半数程度います。性は男と女で二つにはっきり分かれるのではなく、性はグラデーションになっていることも分かりました。最後に、「ありのままの自分を認める」という熱いメッセージをいただきました。

         心身の変化が急激に起こり、不安になったり周りと比べたりすることもあるでしょう。しっかりとありのままの自分を認めて、心も体も豊かに成長していく中学校生活にしていきましょう!
        (文責:養護教諭)
      • 浜松修学舎中は、毎年優勝している絶対的な王者です。
        ここ数年、その強豪校に決勝で挑んでは、常に敗れてきました。

        今までの先輩たちの無念の思いも含め、
        「今年こそ超える!」との思いが非常に強くありました。
        試合は一進一退の白熱した展開となりました。

        あと少しのところまでいったのですが、
        3敗を喫し、勝負が決しました。

        最後に意地の勝利があり、結果は2-3で敗れました。
        しかし、ここ数年の中では、一番、相手を追い詰めたのではないかと思える戦いぶりでした。

         
        勝敗は時の運と言えます。
        強いから勝つとも、弱いから負けるとも言い切れない部分があります。

        今回は惜しくも負けはしましたが、次の県大会で、再び対戦するチャンスがあります。
        次に勝つことを目指し、また練習に励んでほしいと思います。

        「今日は負けても、明日は勝つ。」
        「明日負けたとしても、次は必ず勝つ。」

        この繰り返しが、実は人の一生なのかもしれません。
        その意味では、生徒たちは、人生を深く勉強していると言えます。
        新しい明日は、必ずやって来ます。
        あきらめない限り、チャンスも必ずやって来ます。

        自分に負けないこと。
        あきらめないこと。

        頑張れ!男子卓球部!
        君たちから喜びの報告が届くことを、祈るような気持ちで待っています!(文責:教頭)
      • 6/28(土)、湖西アメニティにおいて、男子卓球部の団体戦が行われました。

        午前は予選リーグが行われ、蜆塚中、浜松北部中とそれぞれ対戦し、どちらも3-0で勝利しました。
        その結果、舞阪中は予選リーグを1位で通過し、午後の決勝トーナメントへと駒を進めました。
        準々決勝は湖東中と対戦し、3-0で勝利しました。
        準決勝では三ケ日中とあたり、こちらも3-0で勝利しました。

        そして迎える決勝は、浜松修学舎中との対戦となりました。
        毎回、決勝では浜松修学舎中との戦いになります。
        そして、常に、同じ相手に苦杯をなめる結果に終わってきました。

        しかし今回は、生徒たちの目の輝きが違っていました。
        「今度こそ」という闘志に燃え、気迫を前面に出して、決勝の戦いに挑みました。

        応援席の保護者から、さかんに拍手や歓声が送られ、試合が始まりました。 (文責:教頭)
         
      • 舞阪中・聖隷クリストファー中・西遠中の3校合同チームは、
        浜名中を相手に、ひとつひとつのプレーが、いっそう輝きを増していきました。
         
        生徒たちは、今、”奇跡”を演じていました。

        それは、学校が違っていても、住む場所が離れていても、
        バスケットボールを通して、心を通わせることができるということです。

        また、たとえ練習する時間は少なくても、いつも一緒にいることができなくても、
        楽しみながら、チームプレーができるということです。

        その”奇跡”を可能にしたのは、
        自分は自分に任されたプレーを確実に行う、という”責任感”ではないかと思います。

        「自分がボールを運ぶから、あなたは前へ走ってほしい」
        「自分が相手を引き付けるから、あなたがシュートを決めてほしい」

        それぞれが自分の役割を自覚し、それをやり遂げる時、
        単なる人数の集合ではなく、間違いなくひとつの”チーム”が出来上がっていました。
        初戦の浜名中との試合を62ー33でものにしたあと、
        第2戦も篠原中を相手に59ー30で勝利しました。

        第3戦は17ー72で開誠館中に、
        第4戦は延長戦まで粘るも45-51で南陽中に、それぞれ敗れました。

        残念ながら予選リーグで敗退はしましたが、
        戦績は2勝2敗と、健闘が光った夏の大会でした。
         
        ひるがえって世界を見渡せば、
        同じ人間でありながら、分かり合うことができずに諍いや争いが起きています。

        そのような悲しい現実の中にあって、
        生徒たちはたとえ学校が違っても、同じチームの仲間として最後まで協力し合うことができました。

        生徒たちよ。
        君たちは多様な人たちと分かり合いつながり合う、世界の希望となってほしい。
        そんなことを考えながら、試合を見つめていました。

        頑張れ!女子バスケットボール部!
        頑張れ!未来を照らす希望たち!(文責:教頭)
      • 夏の大会を振り返る第4回目は、女子バスケットボール部です。

        舞阪中は部員数が少ないため、一昨年から合同チームとして参加しています。
        今年の夏は、聖隷クリストファー中と西遠中との3校での合同チームとして、大会に挑みました。

        予選リーグの初戦は、会場校でもある浜名中が相手でした。
        昨年の夏以降は、たった3人での活動でした。
        人数が少ない分、練習形態を工夫して練習を重ねました。

        顧問やコーチがパスを出し、障害物をディフェンスと見立て、それをかわしてシュートするなど、
        繰り返し繰り返し地道な練習をすることで、技の精度を高めてきました。
        選手が3つの学校にまたがるため、意思の疎通も難しかったと思います。
        また、合同練習の機会も少なく、連携プレーがうまくいかずに、もどかしい思いもあったことでしょう。

        しかし、今、コートを走る生徒たちは、皆、生き生きとした表情でした。
        苦難が多かった分、みんなでバスケットボールができる喜びはひときわ大きく、
        走り、パスを受け、シュートする生徒たちの笑顔は、まぶしく輝いて見えました。
        舞阪中を含む合同チームは、相手の動きを上回っていました。
        次々とシュートが決まり、徐々に点差をつけていきました。(文責:教頭)
      • 浜松南部中との試合はすでに後半になり、点差は30点以上の差がありました。
        それでも生徒たちは、試合を投げ出すことなく、ボールを追い、コートを走りました。

        時おり、輝くようなプレーを見せ、シュートを決めたときの満面の笑みが印象的でした。
        それらは、今までに生徒たちが積み重ねてきたものを、雄弁に物語っていました。
        点を取られても、パスが思うようにつながらなくても、生徒たちは諦めませんでした。

        ただひたすら、自分たちがやってきたことをすべて出し切ろう、という気持ちが伝わってきました。
        その思いが、そのプレーが、私にはまぶしく輝いて見えました。
        試合は26-67で、浜松南部中に完敗しました。

        しかし、生徒たちは勝ちました。
        自分の心に打ち勝ちました。

        3年間の練習の中で、もしも、途中で投げ出してしまっていたとしたら、
        決して、今、このコートに立ってはいません。

        今、ここにいる、この場所でプレーをしている、という事実こそが、
        生徒たちの勝利の証だと感じました。
        投げ出さないこと。
        最後まで粘り強く取り組むこと。
        それが、これからの人生を生き抜く上で、大きな力にきっとなります。

        生徒たちよ。
        今までの活動に誇りを持ってほしい。
        そして、これからも、誇りを持てる自分の行動であってほしい。

        試合終了後、3年生は顧問と保護者と一緒に写真に納まりました。
        そのときの、照れながらも、爽やかな笑顔が印象的でした。

        頑張れ!男子バスケットボール部!
        頑張れ!3年生! (文責:教頭)