2025年

  • 1年生が行った防災学習会は、学校支援コーディネーターさんと、
    各自治会長さんはじめ、多くの自治会の方々のご尽力で実現したものです。

    「地域の子どもは、地域の大人が育てる。」
    「地域の子どもを、地域の担い手に育てる。」

    そんな熱い思いに支えられ、生徒たちは地域を歩き、
    いつもとは違う視点から、地域を見つめることができました。

    貴重な学習の機会をいただいたことに、改めて御礼を申し上げます。
    ありがとうございました。

     
    子どもたちは、単に守られる存在にとどまらず、
    逆に周囲の多くの方を守る存在でもあります。

    生徒たちが持っている力や、生徒の起こす行動が周囲に及ぼす影響は、実に大きなものがあります。
    今回、地域の方々がこのように真剣に教えてくださったことは、
    生徒たちへの大いなる期待の表れでもあります。

    生徒たちよ。
    その期待に応えるだけの、確かなる力を持て。
    自分の身も、周囲の人も、ともに守ることのできる人になれ。

    それが、貴重な学びを与えてくださった方々への、
    労を惜しまずに動いてくださった方々への、
    感謝の表現となり、一番の恩返しとなるはずです。(文責:教頭)
  • 先週、1年生は「しおなり体験」として、防災学習会を行いました。

    これは、防災学習に関する個人テーマの研究と、
    災害発生時に命を守るための知識を身に付けることを目的にして、
    地域の方々から学ぶ、というものです。

    学校支援コーディネーターさんが、学校と各自治会との橋渡しとなってくださり、
    今回の防災学習会が実現しました。

    生徒は地元の自治会内の防災設備や避難施設を見学し、
    防災倉庫の中身を確認したり、非常食を実際に食べたり、地域の方からお話をうかがったりと、
    さまざまなことを学びました。

    さらに、消防団の方々にもご協力いただき、放水訓練も実施しました。
    生徒は、災害が起きたときの各自治会の備えやその工夫について、
    自分たちが知らなかったことを学び、防災についての理解を深めました。

    今後の「総合的な学習の時間」では、今回の「しおなり体験」で学んだことも生かしながら、
    個人テーマをいっそう深め、まとめていきます。(文責:1年職員)
  • 2年 職場体験(2)

    2025年11月27日
      先週の2日間、34の企業にご協力をいただき、2年生が職場体験を行いました。

      制服やエプロンを貸していただき、接客やレジ、品出しや袋詰めなど
      さまざまな体験をさせていただきました。
      本当に、ありがとうございました。

       
      この2日間で生徒が行ったことは、決して「仕事」と呼べるものではありません。
      せいぜい ”まね事” 程度です。

      それでも、生徒たちは、
      いかに ”働く” ということが大変なことなのか、
      いかに ”やりがい” を感じられる素晴らしいことなのかを、肌で感じたことと思います。

      私は、この経験が本当に生きてくるのは、
      働く ”人” への感謝の思いを持てたときだと考えます。

      お金があっても、それだけで快適に暮らせるわけではありません。
      商品を作ってくださる方やそれを運んでくださる方、提供してくださる方などなど
      さまざまな  ”人” が働いているからこそ、この世の中は成り立っているのです。

      生徒はその中の、ほんの一部を垣間見たにすぎません。
      でも、そのこと自体が、机上で学習するだけとは、天地の差があります。
      今回の職場体験により、生徒は、限りなく大きく成長するきっかけを与えていただきました。

      貴重な貴重な経験をさせていただきましたこと、生徒に代わって、厚く御礼を申し上げます。
      関係したすべての方々、本当にありがとうございました。(文責:教頭)

       
    • いつ起こるか分からない災害。
      昨夜も、熊本県では震度5強の地震が発生しました。
      舞阪中学校は海に近いため、地震と津波から身を守る備えを最優先に行っています。

      今日は、1時間目が始まる前の休み時間に、予告なしでの避難訓練を行いました。
      震度6の地震が発生したという想定です。

      教頭が緊急放送で地震の発生を告げると、
      生徒たちは机の下にもぐったり、手や本などで頭部を覆ってその場にしゃがんだりして、
      大切な頭を守る行動をとりました。
      揺れがおさまったことを放送すると、生徒たちは自ら屋上へと避難していきます。
      1時間目の授業が始まる前だったため、理科室や体育館の近くから避難する生徒もいました。

      本校では、教師が呼びかけ、整列してから移動することはしません。
      海に近い舞阪中では、津波がすぐに襲ってくることが考えられるため、
      生徒が自らの判断で、素早く避難することが求められるからです。

      避難訓練は今年度だけで5回を数えるため、
      予告なしであったにもかかわらず、生徒たちはスムーズに身を守る行動ができました。
      先週、1年生は地域の方々の協力のもと、防災学習会を行いました。
      12/7(日)は「地域防災訓練」も予定されています。

      災害への備えは、何度やったとしても、「やり過ぎ」ということはありません。
      自らの命は、自ら守る。
      学校や地域の安全は、自分たちで守る。
      今後もいっそう、災害への備えを万全なものにしていきたいと考えています。(文責:教頭)
       
    • 2年 職場体験(1)

      2025年11月25日
        先週の20日(木)、21日(金)の2日間にわたって、
        2年生が職場体験を行いました。

        学校支援コーディネーターに連絡を取っていただき、
        34の企業にご協力をいただいて、職場体験を行うことができました。

        お世話になったすべての方々に、感謝申し上げます。
        ありがとうございました。
        どの生徒も、緊張の表情を見せながら、課せられた仕事を行っていました。

        各企業の皆さまにおかれましては、お忙しい中を生徒たちが本当にお世話になりました。
        貴重な経験をさせていただきましたこと、重ねて御礼申し上げます。(文責:教頭)

         
      • 11月15日(土)、中学生のための救急蘇生講座を実施しました。

        この講座の参加者は、希望制で募りました。
        そのため”心肺蘇生について学んでみたい”という、高い志を持った生徒たちが集まりました。

        消防士の方2名にご指導いただき、医師の方2名に助言をいただきながら
        たっぷり3時間、心肺蘇生について学びました。
        最初にDVDを視聴し、心肺蘇生の重要性と細かい手順について学びました。
        その後、消防士の方が見本を見せてくださり、自分たちで実技を行いました。

        意外と胸部が硬いことに驚く声や、胸骨圧迫後に「汗かいた…」などと話す生徒もいました。
        最初は迷いながら行っていた生徒も、だんだんと自信をつけて、スムーズにできるようになりました。

        AEDの実技の際に、消防士の方が応用編を織り交ぜながら指導してくださいました。
        貼り薬がある時、ペースメーカーがある時、混乱する家族が傷病者の方を揺さぶる時など、
        臨機応変に対応する方法について、知ることができました。
        最後に、修了証を消防士の方から頂きました。

        実際に急病人がいる場面に遭遇したら、ぜひ今回の経験を活かして活躍してほしいですね!
         
        (文責 養護教諭)
         
      • 何のために学ぶのか

        2025年11月20日
          昨日は急に寒くなりましたが、今日は気候が少し和らぎました。
          澄んだ空が広がり、気持ちの良い秋晴れです。
          今日も、各教室において様々な教科の学習が行われました。
          どの教室においても、笑顔と歓声が広がっていました。
           
          学習は義務ではありません。
          生徒たちが、よりよい人生を歩んでいくための権利です。

          ただ、よりよい人生とは、
          「自分さえよければいい」という自己本位の考えでは築けないと考えます。

          だれかの犠牲の上に自分の幸せを築いたとしても、それは儚いものです。
          自分も他人も、ともに幸せになろうと目指す人が、着実に幸せを築く人だと思います。

          生徒たちよ。
          何のために学ぶのかを、自分に問い続ける人であれ。
          そして、本物の力を身に付けてほしいと願います。(文責:教頭)
        • 1年 心の教育講座

          2025年11月19日
            11月17日(月)、しらい助産院の白井まなみ先生を講師に迎え、
            1年生の「心の教育講座」を行いました。

            これは、性教育を通して自分の心身の健康や命の大切さについて、"感じ考える" 講座です。

            この日は「素敵なパパママレッスン」と題し、
            エプロンの中に風船を入れて、妊婦体験をしました。

            和式でのトイレをするときの格好をしてみたり、靴下を履いてみたり、寝転がってみたりと
            大きなお腹で動くことの大変さを体感しました。
            次は、立候補した3人のメンバーが、きれいな砂の粒の中から、一つの粒を選びました。

            その粒を精子と見立てると、
            それを選んだからこそ、今、その子が産まれたわけであり、
            別の粒を選んでいたとしたら別の子が産まれていた、ということを思い、
            命の ”奇跡” について感じることができました。
             
            その後、赤ちゃんを宿しているお母さんの、お腹の中の音を聞きました。
            その音から、赤ちゃんはものすごい速さで心臓を動かしていて、
            お腹の中で懸命に生きようと頑張っていることを知ることができました。

            そして、今までの人生からお腹の中にいた時までの思い出を振り返り、
            産み、育ててくれた家族たちへの感謝を感じることができました。
            最後に講師より、「生きているだけで、偉い」という熱いメッセージをいただきました。

            日々悩むことはたくさんあると思いますが、
            自分が産まれたことは ”奇跡” であり、
            ”尊い命” であることを忘れずに過ごしていきたいですね!(文責:養護教諭)

             
          • 先週の14日(金)、舞阪支所において、「青少年健全育成集会」が行われました。
            18:30開始という、遅い時刻からの会合にもかかわらず、多くの方にご参集いただきました。
            会長や舞阪交番長からのあいさつのあと、
            「青少年のインターネット利用と家庭の役割」とのタイトルで、
            青少年育成センター職員による講演も行われました。

            スマホは便利で快適な道具ではあっても、事件等に結び付く危険性と隣り合わせであることが分かり、
            大変に勉強になる内容でした。
            舞阪中学校区健全育成会は、朝のあいさつ運動や声掛け運動、祭典前や夜間のパトロールなど
            たくさんの機会に、多くの地域の方々が子供を見守る活動をしてくださっています。

            まさしく舞阪中学校区では、「地域の子供は、地域の大人が見守り育てる」との
            健全育成会の理念を、まっすぐに実践していると感じます。
            とてもありがたいことだと思います。

            今後とも、子供たちをあたたかく見守り続けていただけますよう、
            よろしくお願いいたします。(文責:教頭)
          • 学ぶことを楽しもう

            2025年11月17日
              今日は、爽やかな青空が広がりました。
              日差しを浴びて、穏やかで過ごしやすい気候の一日となりました。

              ただ、今夜からは寒気が流れ込み、明日・明後日はかなり気温が下がると予想されています。
              体調を崩したりしないよう、気をつけていきましょう。
              3年1組は社会です。
              企業とは何か、企業にはどのようなものがあるかを学びました。

              企業は身近にあり、自分たちの生活に関わりのあるものです。
              社会の仕組みについて学ぶことは、自分たちの現在や未来をよりよくしていくことになります。
              2年1組は英語です。
              「What are you happy to do?」(何をしているときが楽しい?)という文を学びました。

              自分がうれしさや楽しさを感じる時を考え、それを英文で表し、
              近くの人と、質問と答えを交互に繰り返しました。
              どちらの教室でも、生徒と教師が楽しそうに学んでいました。

              授業は学校生活の中で、多くの時間を占めるものです。
              その授業が楽しいものであることが、とても大切だと思います。

              私は、新しい知識を得たり、知らなかったことが分かるようになったりすると、
              心がワクワクしてきます。

              学ぶことは楽しいことです。
              学ぶことは人生の喜びです。

              楽しさや喜びを感じながら、毎日の学校生活を送ることができたら、
              こんなに素敵なことはありません。

              どうか、生徒たちには、ワクワクを感じる毎日であってほしいと願います。

              では、学ぶ楽しさを感じるために、大切なことは何か―。
              それは、どんなことにも興味と関心を持つことです。

              生徒たちよ。
              身のまわりのすべてのことがらに対して「なぜ?」「知りたい!」と
              自分からみずみずしく関わる人であれ、と願います。(文責:教頭)