今日は「防災の日」です。
1923年9月1日の午前11時58分、大地震が首都圏を襲い、甚大な被害が出ました。
「関東大震災」です。
その日を忘れることなく、災害に対する備えをするための日が「防災の日」です。
他にも、忘れてはいけない日があります。
1995年1月17日(午前5時46分、「阪神淡路大震災」)
2011年3月11日(午後2時46分、「東日本大震災」)
2016年4月14日と16日(14日は午後9時26分、16日は午前1時25分、「熊本地震」)などです。
これらの日を、「過去の出来事」として忘れ去ってしまうのではなく、
よりよい未来をつくっていくための教訓としていかなければならないと考えます。
先週、避難訓練を行いました。
大地震が発生し、なおかつ直後に余震も起きたという設定です。
揺れているときは頭部を守る姿勢をとり、揺れが収まると各自が屋上へ避難します。
教員から指示されなくとも、自分で行動を起こします。
避難訓練を何度も繰り返し行うことで、体にしみ込ませるように覚えることをねらいとしています。
自分の命を守る知識と行動力を、確実に身につけることを目指しています。
その後、3階の教室と廊下に2次避難をしました。
230名の生徒が教室や廊下に並ぶと、さすがにいっぱいになってしまいました。
先日(7/30)、津波警報が発出され、地域の方々が160名ほど避難されてきました。
もしも、生徒が在校中に災害が起こり、地域の方々が多数避難してきたとしたら…
想像すると、ときに恐ろしくさえ感じます。
生徒の命も、地域の方々の命も、
どちらも守っていける方法について、地域の方々と一緒に考えていきたいと思います。
ぜひ、お知恵をお貸しください。
教室へ戻ってから、訓練の内容や取り組む姿勢について振り返りました。
よかったことをさらによくしていくと同時に、
直すべきことを明らかにして、次に向けてよりよくしていく方法を考えました。
今後も、様々な時間帯やいろいろなシチュエーションを想定し、さらに避難訓練を行ってまいります。
そして、いっそう「いのちを守る教育」を進めてまいります。(文責:教頭)