6月になりました。
6月は「水無月」(みなづき)と呼ぶのが一般的ですが、
ほかにも「松風月」(まつかぜづき)や「涼暮月」(すずくれづき)などの名前もあるそうです。
今日はあいにくの雨模様でしたが、昨日はさわやかな天気でした。
体育館南の木々に、陽の光がやさしく差し込み、
緑を、いっそう鮮やかなものにしていました。
6月は「いのちについて考える月間」です。
その始まりにあたり、昨日は校長講話が行われました。
「86400円あったらどうする?」
校長先生からの問いかけに、生徒は思い思いに考えを言い始めました。
「その金額を、1日のうちに全部使い切らないと、次の日に持ち越すことができないとしたら?」
生徒は1円も残らないように使い切る方法について、にぎやかに話し合いました。
「単位を ”円” から ”秒” にかえて、86400秒。これは何でしょう?」
一人の生徒が「1日!」と叫びました。
「そう。1日は86400秒です。」
「さっきはお金でした。次の日に持ち越せないと思ったら、
みんな、1円も無駄にしないように、必死に考えましたね。」
「今度は時間として考えたとき、その日その日に悔いを残さないよう、
みんなは、1秒も無駄にしないように使おうと、考えたことはありますか?」
「1秒1秒が積み重なって1日になり、それが積み重なって一生となるなら、
1秒1秒は紛れもなく、あなたのいのち、そのものです。」
生徒はハッとして、自分の日常生活について振り返り始めました。
「あなたの時間を大切にしてください。
そして、あなたの周りの人の時間も、大切にしてください。」
校長先生は、今の時間を愛おしみながら生きてほしいとの思いを込め、
静かに絵本の読み聞かせを行いました。
その後、教務主任が「いじめ茶だめマン」のことに触れ、
「なくそういじめ 舞阪ルール」について確認しました。
今月は、「心の教育講座」、命を題材にした道徳授業、学校保健週間、「私のハート」、あいさつ運動など、
いのちについて考える機会がたくさんあります。
生徒たちよ。
ともに、いのちについて、真剣に考えていこう。(文責:教頭)