今日は『命について考える日』を4時間目に行いました。
最初に校長先生からお話がありました。その一部を紹介します。
命は『授かるもの』であり、とても神秘的なものです。誰一人として自分の意志で生まれてきた人はいません。しかし生まれた後に、自分の意志が育ち、生き続けていくのです。生きていく過程で時には苦しみ、苦しむこともあるでしょう。
しかし、気づいていないかもしれませんが、必ず、あなたが生まれ、生きていくことを喜び、支えようとする人がいるのです。
命は自分のものだけでないことに価値があります。あなた以上にあなたの命を大切にしている人や、あなたの力になろうとしている人の存在を忘れないでほしいと思います。
(途中省略)
私が路線バスに乗っていた時の出来事です。小さい子供を連れた親子がバスに乗車してきましたが、混んでいて座る場所がありませんでした。座席に座っていた私は「どうぞ」と言って席を譲りました。帰りがけにはその子から「ありがとう」と言われ、とても清々しい気持ちになりました。別の日に同じように混んでいるバスで、高齢者の方に「どうぞ」と席を譲ろうとしました。すると「私はそんな年寄りじゃない」と断られました。その時はバスを降りるまでの時間がとても長く感じました。おそらく、その高齢者の方のプライドに触れてしまったのだろうと思います。それから私は席を譲りたいと思ったときは、黙って立つようにしました。
誰も、悪意をもって人と接するわけではありません。しかし、受け手の気持ちを十分にくみ取れない行動をしてしまうこともあります。自分でも知らないうちに相手の気持ちを傷つける言動をしていることがあることにも気づいてほしいと思います。
この機会に「命の尊さ」と同時に、自分の言動や、相手に対する配慮や気遣いについてもじっくり見つめなおしてほしいと思います。
校長先生のお話を受け、どのクラスでも『命』をテーマにした道徳の授業が行われました。
教科書を読みながら考えたり、動画を見たりして、命について考えました。
どの学級でも真剣な姿がみられました。
誰にでも苦しい時、つらい時があります。
そんなときにはがんばって前に進むことはありません。
少し立ち止まってみましょう。
友達、おうちの人、先生きっと誰かが支えてくれるはずです。
相手のことを考えて『みんなが幸せ』になる湖東中を目指しましょう