冬休み期間中は、先生方から生徒の皆さんへ
年末年始のあいさつとして、
メッセージをお届けします
今回の担当は、5組B担任のS先生です
冬休みの風物詩「箱根駅伝」に寄せて
〜1秒の重みと、その裏側にあるドラマ〜
皆さん、こんにちは。いよいよ冬休みが始まりましたね。
お正月といえば、私はここ数年「箱根駅伝」を欠かさず見ています。全区間を見ていても全く飽きることがありません。
箱根駅伝は1920年に始まった歴史ある大会で
1月2日・3日の2日間、合計10区間(約217.1km)をタスキでつなぎます。
選手の平均ペースは1kmにつき約2分50秒〜3分ほど。
これは**50m走に換算すると「約8.5秒〜9秒」**です。このスピードで20kmという距離を走り抜けるという、驚異的な世界です。
私がこのレースに惹きつけられるのは、ただ順位や速さに一喜一憂するのではなく、そこにある
「戦略」や
「ドラマ」が見えるからです。
当日のコンディションを見極めた選手起用や走順、状況に応じた監督の指示、
そして仲間のために走る選手のサポート。当日までの緻密な積み重ねが、あのタスキリレーに凝縮されています。
■引佐南部中 駅伝部の「1秒」をめぐる戦い
この「1秒」の重みは、私たちの引佐南部中学校駅伝部も身をもって経験しました。
今シーズンの大会は、まさに1秒を争う展開の連続でした。
西部駅伝
女子 1秒差で目標の15位を達成
男子 目標の県大会出場まであと4秒及ばず9位
この「4秒」の壁を、選手たちは非常に大きく感じたはずです。
浜松地区駅伝(ガーデンパーク)
男子はその悔しさをバネに目標を「6位」に上方修正し、見事に「6位」達成。
女子も10位を目標に、「13位」と最後まで攻めた走りを見せてくれました。
■最後までやり切った「全員」の努力
練習では『ダニエルズのランニング・フォーミュラ』を参考に、一人ひとりが最適なペースを算出。
1秒単位のラップタイムに徹底的にこだわってきました。
女子は5区ありますので、女子5人全員がレースに出場します。一人でもケガをすれば大会に出場できません。
男子は6区。全員がレースに出場できるわけではありません。
私が何より素晴らしいと感じたのは、選手全員が、自己ベスト更新のために限界まで自分を追い込み、最後までやり切ったことです。
本番を走った選手はもちろんですが
・練習でペースメーカーの役割を果たした選手
・当日のサポートに徹した選手
全員が
「チームの1秒」のために全力を尽くしました。
■新しい視点で「箱根」を楽しんでみてはいかがでしょうか
今年の正月、箱根駅伝を見る時は、少しだけ視点を変えてみてください。
「この1秒を削り出すために、どんな準備をしてきたのか」「裏方ではどんな支えがあるのか」
そんな風に、自分たち経験と重ね合わせて見ると、きっとこれまで以上に面白い発見があるはずです。