真剣、集中、夢中になる学び

2025年1月31日
    授業の様子を見て回っていると様々な「学び方」で頑張っている生徒の姿が見られます。

    タブレットのアプリを使っている授業が多くあり、生徒は紙の資料の他にタブレットを机に置いて学習を進めています。
    2年生の国語では、『走れメロス』を教材として、メロスの心情の変化を考えるために、タブレット上にポイントとなる記述を並べていました。
     
    画面の記述は簡単に動かせるので、位置や順番を入れ替えながら集中して考えを深めているようでした。
    自分で進めながら、必要に応じて先生から助言をもらったり、友達と相談したりしています。
    クラスの他の人の考えや進め方を瞬時に参照でき、考えを広げたり深めたりできるのも、ICTを活用した授業のよさです。
    7組の社会科の授業では、学んできた世界の地域や国の特徴をクイズにまとめていました。みんなで地域を分担し、互いにクイズを出し合うそうです。写真などの資料も上手に取り入れていました。
    一方、リアルな実物を使って学んでいる授業もあります。
    2年生の理科では、これまで学んだ電流の知識を生かして自分だけのオリジナル回路を作るという実習をしていました。
    電流の回路と磁石を使ってブランコを動かしたり、銅線のコイルを作って電流の力で回転させたり、身に付けた知識を使って何とか思い通りの現象を生み出そうと夢中になっていました。
    1年生の技術の授業では、木製の本棚を作っていました。こちらも超リアルな学習です。
    木を切ったり、穴をあけたり、釘を打ったり、生徒は仕上がりの質を高めようと真剣です。
    とても頭を使い、真剣な表情だけど、すごく楽しそうでもあります。
    3Dプリンターで何でも作れてしまう時代ですが、この「作る楽しさ」は3Dプリンターでは味わえませんね。
    何より自分で作った物には、愛着がわきます。
     
    そして、3年生はというと、黙々と問題に取り組んでいました。今まで学習してきたこと、その知識と思考力、判断力のすべてを使ってひたむきに問題に立ち向かっていました。静かな教室ですが、一人一人真剣&集中!頭はフル回転で働いていることでしょう。

    様々な学び方の授業がありましたが、どの授業でも、生徒の真剣な姿、集中して取り組む姿が見られました。真剣、集中、そして夢中になっていく、そんな授業でした。

    来週は多くの3年生が私立高校受検本番です。
    3年生のみんな、頑張れ