話し合い深め合う道徳

2025年1月27日
    毎週月曜日の一時間目の時間割は1年生から3年生まで道徳の授業です。
    (※諸事情で時間割を入れ替えている学級もあります)
    今日も朝から様々な心のあり様に目を向け、大事なことは何か、自分なりに考えたり、みんなで話し合ったりしています。
     
    1年生は、『カメは自分を知っていた』という資料から、「自分のよさを伸ばすために大切なのはどんなことなのか」を考えていました。
    まずは「自分が思う自分のよさ」について自分で考え、次に「周りの人から自分のよさ」を伝えてもらっていました。自分自身が気づいていなかった「自分のよさ」がたくさんあるということについて、みんなで話し合っていました。
    「よさ」と言っても、様々な視点からの「様々なよさがある」ということにも気づいているようでした。
    2年生は、『人って本当は?』という資料から、「人のもつ弱さや強さを考えながら、よりよく生きること」について考えていました。
    2年生の資料は2千年以上前の中国の思想家「孟子」の性善説と「荀子」の性悪説について考えるというなかなか高尚な資料でしたが、人間のもつ普遍的な問題なのか、自分事として熱心に話し合っていました。
    3年生は、『闇の中の炎』という資料から、「法やきまりを守る心の源とは、なんだろう」ということについて考えていました。
    3年生は今回もそうですが、あと3年で成人ということもあり、「法やきまりを守ることの意味」「一票を投じることの意味」、「多文化共生社会のあり方」等、大人として深く考えておきたい内容が多くなっているように感じます。
     
    今の道徳は、一つの答えを導き出すのではなく、正解が一つではなく、自分でよく考え、周りの人と話し合って、考えを深めていく形で授業が展開されています。
    3年生になると、話し合いも上手です。見ていると話し合いをグッと深める発言をしたり、他の人の意見を生かして発言したりしている様子がよく見られます。
    道徳授業の成果は数値では表せないですが、生徒の心は着実に成長しているようです。