熱く頑張った1学期! ~1学期終業式~ 

2024年7月22日
    1学期73日間の締めくくり、「1学期終業式」が行われました。

    代表の生徒4人が1学期を振り返って、頑張ったことや学んだこと、そして夏休みや2学期に向けた抱負等を発表しました。
    それぞれ、自分の体験をもとに、素晴らしい発表をしてくれました。
    代表生徒の話を聞く生徒たちの態度も立派です。
    代表生徒たちが素晴らしい発表をしてくれることはわかっていましたので、1学期全体の振り返りは彼らに任せ、校長からは、この夏、生徒たちが部活動で見せてくれた素敵な姿を中心にお話ししました。

    1学期終業式式辞
      ~細江中生徒の一人一人の頑張りに敬意を込めて~

     7月のある土曜日、今日のような暑い日でしたが、浜北の体育館の裏庭で、座り込んで膝を抱え、打ちひしがれて静かに涙を流す生徒たちの姿を見ました。直前の試合に敗れて県大会出場を逃し、部活動の引退が決まった3年生でした。
     また、違う日には、負ければ引退という試合、前半戦終わって大差で相手が優勢の状況にありながら、最後まで自分たちのプレーをしようと、互いに声を掛け合って、試合を投げることなく、粘り強くプレーし続ける生徒の姿を見ました。終わった後、号泣している人もいました。
     私も試合を応援していたので、敗れる姿を目の当たりにし、私もまた、残念で悔しい思いがこみ上げてきました。
     しかし、同時に、今まさに何にも代えがたい素晴らしい体験を、君は、君たちはしているんだな、と胸を熱くしました。
     
    「全力でやってきたからこそ、人目をはばからず、その涙を流せる」
    「仲間とともに、長い月日、一緒に努力してきたからこそ、その涙を流せる」
     
     その涙には、悔しさだけが入っているのではない、もうこれで終わってしまうという寂しさ、もうこの仲間で戦うことはできないんだという残念な思いなど、もしかして本人は自覚がないかもしれないけど、どこかにやり切った、という思いが入っていた人もいたかもしれない。
     
     近寄っていって、肩をたたき、こう言ってやりたかった。
    「今日の日のこの思いは、人生の中の、かけがえのない体験となり、君は必ず、これから先の人生の中でも、共に全力を尽くす大切な友得て、さらにまた心熱く豊かな時間を過ごす、間違いない」
     
     全国大会で優勝するチーム以外、必ずどこかで負けます、そして、優勝したチームも含めて、必ず終わりの時、節目の時は来ます。その時、どんな思いがどんなふうに自分の心を震わせるか。
     終わったそのとき、君や、君たちの、それまでの努力と精いっぱいの日々の本当の価値が、身体と心に宿ります。そういう意味では、全国1位だろうが、地方大会1回戦敗退であろうが、その価値はどっちが尊いか、わかりません。
     
     文化部のみなさんも、外部の各種団体で頑張っている人たちも同じですね。どこまで本気でやり切れたかです。
     
     これから、まだ県大会、全国大会と、戦いが続くみなさん、最後の瞬間まで、精いっぱいを出し切ってください。細江中の生徒全員、先生方全員で応援しています。
     
     1、2年生のみなさん、3年生の精いっぱいを受け継いでください。
     そして3年生、この夏から、ぜひ、この経験を生かし、新たな精いっぱいを別なものにぶつけてください。特に「学習」なのは、言うまでもないですね。受験勉強に精いっぱい頑張る、かっこいい姿を後輩たちに見せてください。
     部活の話を中心にお話ししましたが、実は部活だけでなく、学校生活の中のいろんな所で、みんな一人一人の誠実な頑張りが光っていた1学期でした。誠実に努力できる、それを互いに認め合える素晴らしい、本当に誇らしい細江中の生徒たちです。
    2学期の更なる活躍に期待しています。8月30日、また元気に会いましょう。

     
    終業式後に、この夏休みに県大会や東海大会、全国大会などに出場する生徒を紹介しました。
    各部で上位大会に進出する生徒を紹介し、上位大会に進出する生徒全員に激励の拍手を送りました。
    改めてすごい人数です。おそらく市内で1,2の多さなのではないでしょうか。

    活躍を期待し、応援しています 
    頑張れ 細江中健児 
    ※夏休み期間は、ブログをお休みします。
     2学期は8月30日からです。