暑さの中で…美味しい給食に感謝!

2023年7月19日
     1学期も今日を入れてあと3日。暑い日が続く中、子供たちはよく頑張っています。
    教室内は空調が効いていて涼しいですが、理科室や音楽室、美術室などの特別教室には空調がないので、扇風機全開の中授業を行っています。生徒はその時間だけなので、まだ大丈夫なのですが、授業内容の関係で一日ずっと空調のない特別教室で過ごしている教員の方がバテないか心配です。

     そんな状況の中、学校内の最も過酷な環境で仕事をしているみなさんがいます。
     調理員のみなさんです。
     給食室は一応空調が付いているのですが、大きな火力を使うので十分に冷えず、なかなかの厳しい暑さなのです。
     今日は美味しい給食を生徒に届けるために頑張ってくださっている調理員さんの様子を紹介します。
     
    今日の献立は時々登場する「世界の料理」で、今回は「イギリス」でした。
     ・牛乳
     ・パン(マーマレードジャム)
     ・フィッシュ(タラのフライ)&チップス
     ・枝豆とさやいんげんのソテー
     ・スコッチブロス風スープ(麦と野菜のスープ)

    どのように調理されているのかちょっと覗いてみましょう。
     
    「たら」を揚げています。高温の油の前にした作業は大変そうです。お陰で生徒に揚げたての熱々のフライが届きます。
    揚げあがったら、各クラスごとに配缶します。
    秘伝?のタレをかけて完成です。
    枝豆とさやいんげんのソテーを作ります。大きな鍋に食材を入れています。
    大鍋での調理は混ぜるのも大変!肉体労働です。
    出来上がったら、クラスの人数や学年に応じた分量に計測して配缶します。
    スープにベーコンを入れています。大きな鍋ですが、生徒の人数が多いので大鍋は2つ。一つのお鍋に入っているスープの重さは60kgくらいになります。
    スープの中心温度を測っています。給食では果物・デザート以外の食材は75℃以上1分以上の加熱することが定められているそうです。何とトマト以外の野菜も同じように加熱するのだそうです。給食ならではの厳しい基準も多くある中、例えばスープなどは、今回のスープだと92℃くらい、みそ汁などの高温過ぎると風味が飛んでしまうものは80℃台にするなどの調整をして、できるだけおいしい状態で給食を届けられるように配慮しているそうです。ありがとうございます!
     
    1学期の給食は明日が最終日。大好きな人の多い「夏野菜カレー」です。
    生徒のみなさん、美味しかった1学期間のいろんな献立を思い出しながら、調理員さんに感謝していただきましょう!