体育の授業におけるICT活用プロジェクト

2025年1月24日
     スポーツ庁と日本体育大学が連携して進めている「体育実技におけるICT活用プロジェクト」の一環で、8年生は今月、ウエラブルディバイスを用いた持久走の授業を行っています。
     これはスマートウォッチを活用して、活動量(体への負荷)と心拍数の変化を測り、自分に適した走り方を探っていくものです。
     生徒はペアを組み、一人が走っている間、ipadに送られてくる心拍数等のデータを見ながら、もう一人が声をかけて数値を伝えます。
     授業ごとに呼吸法を変えたりペースを変えたりして、ラップごとの心拍数や活動量がどう変化しているかを確認し、振り返りをすることで、自分の体を適切に理解し、自分に合った運動の仕方を知ることにつなげていきます。
     この日の授業では80%で走ることを目指し、「今、100近くだから、少しペースを落として。」「69だからまだ上げていけるよ。」と大きな声で相手の状態を伝える様子が見られました。授業後の振り返りでも、「今回呼吸法を意識したら心拍数が安定して、タイムも上がった。ということは、このやり方が合っているんだと思う。」といった内容の記述が見られました。
     持久走は苦しいものだというイメージがありますが、子供たちが一生懸命取り組み、自身の変化を喜ぶ様子を見ていて、自分の体を理解し、適した運動を知ることの大切さを感じました。