6年生 社会科「武士の世の中へ」

2025年9月18日
     6年生の社会科では、「武士の世の中へ」の学習を行っています。今日は、鎌倉時代初期、源頼朝らがどのように武士の世の中を実現したのかを調べる学習を行いました。
     注目したのは「仕組み」です。戦に勝っただけでは、世の中を治めることはできません。その後数百年続く武士の時代を支えた政治の仕組みについて調べることで、頼朝の業績や武士の政治の始まりを理解することを目指しました。
     調べる際は、これまでと同様に、文字資料、図や表などの資料、映像資料から選んで学習を進めました。自分の調べやすい資料を選択することで、自分たちでどんどん調べ学習を進めていきました。
     授業の後半は、仕組みの目的に着目しました。武士たちをまとめるため、貴族たちをおさえるため、そして、武士が全国を治めるための仕組みは何か。仕組みに着目することで、自然と話し合いが生まれ、発言の内容も深まっていきます。「御成敗式目をつくったことで幕府が武士の争いを解決できるから、武士をまとめることにつながったと思う。」「地頭を置いたことで貴族がやっていた税の管理を武士が行うようになった。つまり、武士がお金の管理ができることになるでしょ。そうすると、全国を治めることにつながるんじゃないかな。」というように、ただ用語を調べるのではなく、政治の仕組みを目的と関連付けて整理する姿が見られました。