会礼より

2024年6月25日
    6月の校長先生の話は、「心のささえ」がテーマ。
    今月は、命について考える日があったこともあり、命につながる話でした。
    始めに、校長先生による読み聞かせがありました。読んだ本は、『カーくんと森のなかまたち』。
    森に暮らすホシガラスのカー君は、最近元気がありません。「立派な美しい羽根もないし、かっこよく飛べない」「ぼくがぼくでいることがつまらない」「消えてしまいたい」とまで悩んでいます。でも、カー君はだんだんと元気を取り戻していきます。それはなぜか・・・
    読み聞かせのあと、印象に残った場面や感想を発表しました。カー君が元気を取り戻していくところが印象に残った子が多かったようです。
    なぜカー君は元気を取り戻すことができたか・・・それは、登場人物のホー先生など、カー君の周りには悩みを聞いてくれる人がいたからです。そして森の仲間たちが、カー君は森を育てる大切な役割を果たしているということに気づかせてくれたからです。
    困ったり悩んだりすることは誰にでもあると思います。そんなときに、相談できる人や話を聞いてくれる人、自分の良いところを認めてくれる人など、心の支えになってくれる人がいることはとても心強いです。
    困ったときは誰かに相談することや、良いところを認め合っていくことは、それぞれの命を大切にしていくことにつながる・・・そんな校長先生の話でした。