山間地の学校はあいにくの天候で、6年生3人との別れを惜しんでいる気持ちを表しているよう・・・
3月17日、令和6年度卒業式が行われました。浦川小にとって、最後の卒業式。
地域の方々が毎年手作りで6年生に贈ってくださっている、気持ちのこもったコサージュを付けて、いよいよ式が始まりました。
浦幼年長さんのころから知っている子たちが、卒業生として目の前にビシッと並んでいる姿を見ると、さすがに感慨深いものがありました。
校長から、小学校6年間の全課程を修了した証「卒業証書」が手渡されました。3人はもちろん、保護者の皆さんも、6年間のいろいろな思いがよみがえってきたことと思います。
校長式辞でも、一人一人へ言葉が贈られました。
PTA会長さんからも、お祝いの言葉とともに、夢をもってほしいという願いも伝えられました。
そして、最後の「別れと旅立ちの言葉」。
これまでの思い出や、下級生、地域の方への感謝の言葉、これまで支えてくれた保護者の皆さんへの思いを伝えました。
下級生4人も、3人との思い出や3人から受け継いでいきたいことを伝えました。6年生の心にしっかり伝わる、とても立派な発表でしたよ。7人だけの合唱だったけど、皆さんが感動していました。
そして、保護者のみなさんには、朝にお渡しした手紙、言葉に加えて、感謝の気持ちを添えた花も贈りました。
毎年保護者のみなさんに贈っていたこの花、実は数年前から地域の方が毎年ご準備くださっていました。本当にありがとうございました。
最後に、これからの夢や生き方、最後の卒業生としての思いを堂々と伝えました。
今年は閉校式がある関係で、例年よりも練習期間が短く、ちょっと心配していた部分もありました。閉校式でも役割があるので、並行して練習する大変さもありました。小さい頃の3人のイメージのままだったら、担任として心配でしかたなかったかもしれません。
しかし、大きく成長した3人は、前日練習で「これなら大丈夫だ」と思わせてくれました。
卒業式は、小学校生活が終わる節目の儀式です。しかし、同時に新しい生活へのスタートでもあります。
大きく成長した3人ですが、新しい世界でさらに大きく羽ばたけることを願っています。
そのためにも、浦川小はなくなってしまいますが、これからも3人を(もちろん下級生のみんなも)温かく見守っていただければと思います。
3人に関わった職員もみんな、それぞれの地から3人を応援していますよ!