• さよならのかわりに

    2025年3月26日
      閉園・閉校記念式典から数日。
      佐久間小への荷物の引っ越しを行い(まだ残っているものもありますが)、明日・明後日は、市内各校・各園に物品をお譲りしていく予定になっています。
      かしの木がなくなり、景色が大きく変わってしまったグラウンドと同じように、校舎内や各教室、職員室も、だんだんと様変わりしています。
      学校を閉める3月31日(月)まであとわずか・・・
      閉校に向けたいろいろな作業日程の都合で、実は明日に浦小からすべてのパソコン・タブレットが引き上げられてしまいます。
      ・・・ということは、残念ながらこのブログ更新も最終回。すぐにこのページが消えるわけではないと思いますが、いつまで残ってくれるのかは、私にも分かりません。
      (まあ、更新手段がないことはないのですが)
      ここ数年は、“毎日更新”を個人的に密かな目標として、浦小の様子をお伝えしてきました。
      卒業した子も含め子供たちの頑張っている様子や成長ぶり、保護者の皆さんや地域の皆さんが快く活動に参加して協力してくださっている様子、子供たちを温かく支えてくれている姿など、子供たちやみなさんのおかげで、本当に「これは紹介したいな」というネタには事欠かなかったなと思います。
      本当にありがとうございました。
      いろいろな思い出を振り返っていくと涙腺が緩んでしまうので、さよならの代わりにお知らせをいくつか伝えて、最後の記事としたいと思います。
      【お知らせ その1】
      ・浜松市立浦川小学校の校歌を残そうと、Youtubeの『勿忘歌―わすれなうた―(校歌チャンネル)』というチャンネルに登録しました。浦小のように閉校になってしまった学校の校歌を残す活動をしてくださっているそうです。
      下記にリンクを貼っておきます。(ちなみに、本HPからピアノ伴奏なら聴くことができます)
      【お知らせ その2】
      「サイバーエージェント」さんのご協力により、浦川小学校の校舎・体育館・かしの木を3D化した映像を見ることができるページを作成していただいています。
      完成はもう少し先の予定ですが、完成したら佐久間小学校HPにリンクを掲載していただく予定になっています。
      完成をお楽しみに!

      【お知らせ その3】
      3月31日(月)、本当に学校を閉める最後の日。記念式典の際にも体育館にチラシが貼ってありましたが、校長が「みんなで校歌を歌って締めくくろう!」と呼び掛けています。みんなで歌って、最後のお別れをしましょう。
      ・時間・・・16:15頃
      ・場所・・・浦川小正門付近

      校長自作『校歌を歌ってお別れしませんか』チラシ[PDF:330.3KB]

      【お知らせ ラスト】
      校長アイデア「校歌でお別れ」でせっかく集まるなら、最後に浦小体育館やグラウンドでいっしょに体を動かしませんか?
      ・時間・・・15:00頃
      ・内容・・・体育館でバスケットボール、もしくはグラウンドでサッカー(ゴールはありませんが)
      体を動かして、歌って、前向きに次のステップに進みましょう!
    • 日曜日の『浜松市立浦川幼稚園・浦川小学校 閉園・閉校記念式典』には、多くの方に参加していただき、盛大に行うことができました。本当にありがとうございました。
      そしてその後、浦小のシンボルである「かしの木」伐採前のお祓いをしていただきました。
      そして、24日(月)から伐採作業が始まり・・・
      午後になると、あっという間にこのような状態に・・・
      やはり幹の空洞も大きく、根もあまり掘り起こされない感じでした。いつ倒れてもおかしくない状態だったと思いますが、“閉校式が終わるまでは浦小のシンボルでいよう”と、最後の力を振り絞ってくれていたのかもしれません。
      そして、今日の午前中には・・・
      伐採中に様子を見に来られた方もいらっしゃいましたが、いつもと違う風景に違和感が拭えなかったのではないでしょうか。
      あれだけの木です。もっと時間がかかったり、作業が難航したりするものと思っていましたが・・・本当にあっという間でした。
      感傷に浸ったり、気持ちの整理を付けたりする時間もありませんでしたが、“次の新たな道に向けて、気持ちを切り替えて進もう”と、樫の木が配慮してくれたんだと前向きに捉えていこうと思います。
      ただ、これですべてが終わったんだなという気持ちは、はっきりと大きくなったと感じました。
    • 約400人のみなさんによる浦川小学校校歌斉唱で締めくくられた『浜松市立浦川幼稚園・浦川小学校 閉園・閉校記念式典』第1部。
      第2部は、本園・本校を卒業し、世界的にも活躍されている方による講演、子供たちによる本当に最後の発表がありました。
      浦川での思い出を交えながら、講演していただきました。
      そして、浦川小最後の子供たちからのメッセージと歌・・・
      一人一人が、浦川小で学んだことや思い出、未来に向けた思いなど、自分の言葉で考えて伝えました。
      素直で飾らずに自分の思いを伝えた子供たちの言葉は、なんだかダイレクトに心を揺さぶられてしまう感じがしました。
      そして、今年1年間7人でたくさん練習してきた『♪いのちの歌』『♪ありがとうの花』の合唱。
      これまで浦幼・浦小を支えていただいたみなさんへの感謝の気持ち、その出会いを大切にしていこうとする気持ち、閉園・閉校は悲しいけど前を向いていこうとする気持ち・・・そんないろいろな気持ちを届けることができたと思います。
      7人の歌声を聞いたみなさんの心にも、いろいろな思いが生まれたのではないでしょうか。
      浦川では、すでに浦川中学校の閉校を経験されている方も多いと思います。さらに幼稚園・小学校の閉園・閉校により、子供たちにも複雑な思いがあるでしょう。
      そんな中でも、7人最後の言葉にあった「がんばっていきます!」という前向きな気持ちを、簡単ではないとは思いますが、大切にしながらこれからも成長していってほしいと願っています。
    • 令和7年3月23日。
      ついに、この日になってしまいました。
      小学生7人、卒業生のみなさん、地域のみなさん、保護者のみなさん・・・いろいろな立場からこの式典に参加していただきましたが、どのような思いで今日の日を迎えたのでしょうか。
      来校したみなさんや、準備会・ボランティアのみなさんのおかげで、混雑が予想されましたが大きな混乱もなく式典を行うことができました。
      ご協力ありがとうございました。
      浜松市長をはじめ、多くのみなさんから挨拶をいただきました。
      挨拶のなかで、これまでの幼稚園・小学校での活動の歴史にふれていただいたり、これからに向けた言葉をいただいたりして、みなさんにもいろいろな思いがこみ上げてきたことと思います。
      また、最後の校長・会長となった校長先生やPTA会長さん、浦小にも教員や校長として長年お勤めいただいた園長先生、閉園・閉校に向けて中心となっていただいた浦川支部長さんは、もっと伝えたい思いがたくさんあったのではないでしょうか。
      6年生も、児童代表として堂々と自分たちの思いを発表しました。卒業式と並行しての原稿づくりや練習で大変な中、とても立派な態度でした。「浦小最後の卒業生」の肩書は3人にずっとついてきますが、きっとこの肩書にふさわしい成長をしてくれるだろうと期待できる児童代表あいさつでしたよ。
      6年生の言葉の中にもありましたが、浦幼・浦小はなくなってしまいますが、浦川の地区がなくなるわけではありません。子供たちも、4月から浦川からそれぞれの新しい学校に通います。
      これからも、浦川の子供たちをよろしくお願いします。
      最後の校歌(最後ではなくもう1回ありましたが)・・・
      やはり、子供たちの言葉や歌声を聞いていると、特別な感情が沸き上がってくる方も多かったと思います。
      閉園や閉校という節目に、いろいろな思いが生まれるのは当然です。しかし、今は気持ちの整理がつかなくても、支部長さんがおっしゃったように、前向きに進んでいく気持ちが高まる式典だったと振り返る日が来てほしい、と感じました。
      (2部の様子は後日)
      【お知らせ】
      本日は、多くの報道機関が来ていました。新聞、テレビ等で紹介があると思います。
      とりあえず、SBSライブ静岡で、3/24(明日)18:15頃から放送される予定だそうです。
      (見逃しても、後日Youtubeで配信されるそうです)
    • 明日の式典に向けて

      2025年3月22日
        いよいよ明日となってしまった『浦川幼稚園・浦川小学校 閉園・閉校記念式典』。
        最終準備のために、お休みのところ多くの保護者・地域の皆さんにお集まりいただきました。
        会場づくりや受付場所、壁の掲示物、来校者のみなさんに配布する封筒など、おかげさまで明日の準備が完了しました。
        最後までご協力ありがとうございました。
        明日は、400人近い方が参加される見込みです。
        特に、駐車場や受付ではご迷惑をおかけすることもあるかもしれませんが、スムーズな式典の運営にご協力をよろしくお願いいたします。
        【式典のお知らせ】
        ・日時…令和7年3月23日(日)
        ・会場…浜松市立浦川小学校 体育館(サテライト会場は校舎2F)
        ・駐車場…学校周辺で9か所用意しています。下記リンク(一昨日のブログ)をご参照ください。
        ・受付…来賓や招待者、一般参加の皆さんで受付場所が異なります。掲示や係の案内でご確認ください。
        ・主な式次第
         ①式典10:00 ②記念講演10:50頃 ③児童によるフィナーレ11:30頃
        ・式典後…かしの木お祓い、校舎内開放
        ※予定が変更になる可能性もあります。御了承ください。
      • いよいよ、日曜日に式典の開催となります。
        今日は、職員でできる準備を進めました。明日は、準備会のみなさんを中心に会場を完成させる予定です。
        ご協力よろしくお願いします。
        何か書こうと思ったのですが、いろいろな思いが沸き上がってきてしまうので、連絡事項だけ。
        ・式典・・・3月23日(日)10:00開式
         (児童は9:00登校、準備会委員のみなさんは8:30よろしくお願いします。)
        ・会場・・・浦川小学校体育館(受付はいつもの入り口ではなく、運動場側の扉からになります)
        ・駐車場・・・昨日のブログを参照してください。下記にリンクを貼っておきます。
         担当からは、400人を超えるかもという話を聞いています。駐車場は9か所ありますが混みあうことが予想されます。余裕をもってお越しいただければと思います。
      • いよいよ浦川幼稚園・浦川小学校閉園閉校記念式典がせまってきました。これまでたくさんの方に参加申し込みをしていただき、ありがとうございました。当日、皆様に会えることを楽しみにしています。多くの方に参加申し込みをしていただいたことで、駐車場が混み合うことが予想されます。いろいろな場所(9か所)に駐車場を確保してあります。駐車場案内を確認して、空いている駐車場に停めていただけるとありがたいです。ご協力よろしくお願いいたします。

        式典駐車場案内[PDF:474.9KB]

      • 天気予報は見ていたのですが、実際にこの時期に雪で白くなるのを見たときは、ちょっと驚きました。みなさんは、どうでしたか?
        春休みに入った浦小では、片付けや閉園閉校記念式典の準備が進められています。
        今日は、不足している式典で使うイスを、佐久間中から運んでいただきました。佐中の先生方や式典部会のみなさんにも協力していただきました。ありがとうございます。
        式典には、350人以上の方がいらっしゃる見込みとのこと。先日の浦川歌舞伎千秋楽が120人だったので、およそ3倍!(昨日のアクセス数も、いつもの3倍くらいありました)
        会場である体育館のほかに、会場の様子を映すリモート部屋も準備していますが、立ち見の可能性もあるかもしれません。ご容赦ください。
        閉校のことばかりだと少し感傷的な感じになりそうなので、まだ紹介していなかった子供たちの様子をお届けします。
        まずは、最後の引佐給食。
        毎日おいしい給食を提供していただいていましたが、統合先の佐久間小も進学先の佐久間中も、天竜給食が提供されます。修了式の3/14は、みんな最後の引佐給食。今までありがとうございました。
        その記念すべきラストメニューはおいしそうな牛丼・・・だったのに、なぜかあまり箸が進みません。なぜ?
        5・6年生が最後のお楽しみ家庭科の補習をしていたからかもしれません。
        前回は、感謝の気持ちを伝える贈りもの用クッキーづくりだったので、今回は自分たち用・・・と考えていたのですが、さすが上級生。下級生や先生たちにも、きちんとおすそ分けをしていたので、すでにお腹いっぱいだったのかもしれません。
        (2・3年生も、こそっとお茶会をしていたのは、黙っておくことにします)
      • 卒業式・・・その後

        2025年3月18日
          ブログを書こうと昨日のページを開いたら、いつもと違ってアクセス数が3桁になっていました!?
          最後の卒業式が新聞の1面で紹介されたり、閉校にまつわる連載記事が掲載され始めたりした影響でしょうか。
          子供たちは、激動の1年間を終えて春休みに入りましたが(ただ、週末には最後の一大イベントが待っています)、学校を訪れて閉校記念館を見学されていく方が、今日もいらっしゃっていました。
          昨日は、卒業式が終わった後、みんなで記念撮影をしたり、見送り(廊下になってしまいましたが)で別れを惜しんだりしました。
          緊張の式が終わった安堵感か、下級生がリラックスさせてくれたからか、3人にも笑顔が戻っていました。
          来賓として参加していただいた地域の皆さんも、見送りまでしていただきました。こんな温かい学校や地域、あまりないです。
          いつまでも別れを惜しむ気持ちがよくわかります。
          しかし、閉校式のときは、刻一刻と迫ってきています。
          本がなくなった図書室・・・
          調理器具のない家庭科室・・・
          絵の具や画材が片付けられた図工準備室・・・
          そして、子供教室の部屋・・・
          閉校の準備も進んでいます(私の教室・・・は、まだですが)。
          卒業式の後は、いつも1年の振り返りや新年度の準備に追われる春休みですが、今までと違った感情が生まれる春休みになっています。
        • 山間地の学校はあいにくの天候で、6年生3人との別れを惜しんでいる気持ちを表しているよう・・・
          3月17日、令和6年度卒業式が行われました。浦川小にとって、最後の卒業式。
          地域の方々が毎年手作りで6年生に贈ってくださっている、気持ちのこもったコサージュを付けて、いよいよ式が始まりました。
          浦幼年長さんのころから知っている子たちが、卒業生として目の前にビシッと並んでいる姿を見ると、さすがに感慨深いものがありました。
          校長から、小学校6年間の全課程を修了した証「卒業証書」が手渡されました。3人はもちろん、保護者の皆さんも、6年間のいろいろな思いがよみがえってきたことと思います。
          校長式辞でも、一人一人へ言葉が贈られました。
          PTA会長さんからも、お祝いの言葉とともに、夢をもってほしいという願いも伝えられました。
          そして、最後の「別れと旅立ちの言葉」。
          これまでの思い出や、下級生、地域の方への感謝の言葉、これまで支えてくれた保護者の皆さんへの思いを伝えました。
          下級生4人も、3人との思い出や3人から受け継いでいきたいことを伝えました。6年生の心にしっかり伝わる、とても立派な発表でしたよ。7人だけの合唱だったけど、皆さんが感動していました。
          そして、保護者のみなさんには、朝にお渡しした手紙、言葉に加えて、感謝の気持ちを添えた花も贈りました。
          毎年保護者のみなさんに贈っていたこの花、実は数年前から地域の方が毎年ご準備くださっていました。本当にありがとうございました。
          最後に、これからの夢や生き方、最後の卒業生としての思いを堂々と伝えました。
          今年は閉校式がある関係で、例年よりも練習期間が短く、ちょっと心配していた部分もありました。閉校式でも役割があるので、並行して練習する大変さもありました。小さい頃の3人のイメージのままだったら、担任として心配でしかたなかったかもしれません。
          しかし、大きく成長した3人は、前日練習で「これなら大丈夫だ」と思わせてくれました。
          卒業式は、小学校生活が終わる節目の儀式です。しかし、同時に新しい生活へのスタートでもあります。
          大きく成長した3人ですが、新しい世界でさらに大きく羽ばたけることを願っています。
          そのためにも、浦川小はなくなってしまいますが、これからも3人を(もちろん下級生のみんなも)温かく見守っていただければと思います。
          3人に関わった職員もみんな、それぞれの地から3人を応援していますよ!