6年1組算数科研究授業「対称な図形」

2026年5月18日
     5月18日(月)、6年1組で算数科の研究授業が行われました 。本校が掲げる研究主題「9年間をつなぐ学び舎の創造 〜見方・考え方を働かせて〜」に基いた提案授業となりました。
     6年生の子供たちは、タブレット型端末の中にある「算数のグリモア(魔導書)」と名付けられた特別なポートフォリオをもとに算数科の授業を進めています 。算数に苦手意識をもつ子も、「自分専用のグリモア(魔導書)に1年間の学びを刻み、立派な魔導師を目指す」という設定に、目を輝かせて取り組んでいました 。このグリモア(魔導書)には、単に答えを書くだけでなく、自ら見つけた「なぜそうなるか」という仕組みや、ひらめきの足跡を記録していくという工夫が、子供たちの主体的な学びを支えていました 。
    【「幻の石板」の謎を解け! 対称性の不思議】
     本時の課題は、美しき均等を愛する人々によって作られた国に残された「幻の石板」の解読です 。欠損したアルファベット(X、H、I、Oなど)を復元するために、子供たちはこれまでに学んだ「線対称」と「点対称」の性質を「魔法」として使いこなさなければなりません 。「これは線対称に見えるけど、こっちは点対称じゃない?」「対称の軸が2つある」「♓(うお座)のマークは両方の性質をもっているかも…」といった対話が、教室内で活発に交わされていました 。子供たちは、自分で考えるか、友達と相談するか、先生にヒントをもらうかを自ら選択し、自分に合ったスタイルで謎解きに挑んでいました 。
     本校は1年生から9年生までが共に学ぶ施設一体型小中一貫校です 。今回の単元においても、小学校5年生までの既習内容が、現在の6年生の学習、そして中学校での数学(文字と式や関数など)を示した「系統表」を活用することで、今の自分自身の学習がどのようにつながっているかを意識する自己調勢力を養うことができました 。これにより、子供たちは今学んでいる「対称性」という視点が、将来学ぶより高度な数学の基礎となる重要な「見方・考え方」であることを実感しながら学習を進めることができました 。
     放課後には、小学校の教員と中学校の数名の教員も参加する事後検討会が行われました 。今年度重点にしている単元構想の工夫について話合いを行い、9年間を通した学びの質の向上について議論を深めました 。
     庄内学園では、子供たちが算数・数学の「よさ」(正確性、簡潔性、美しさなど)に気付き、自ら学びを切り拓く力を育めるよう、今後も授業改善に取り組んでいきたいと思います 。