10月「会礼」

2024年10月1日
    今日は10月1日。今日から後期の教育活動がスタートです。
    朝の活動の時間には、体育館に全校児童が集まり、10月の「会礼」を行いました。
    子供たちは、校長の話を通して、給食の残食の問題について考えました。給食の量を自分で調整し、自己決定して残さずに食べようという意識を高めることができました。

     校長の話 
    朝夕はだいぶ涼しくなり、日中の暑さも少し和らいで、過ごしやすい秋を感じるこの頃です。
    2学期の始業式に『努力』の話をしました。皆さんは、自分の目標を決めて、その実現のために『努力』を続けているでしょうか。今は「実りの秋」・・・学校では学習・生活が充実して、皆さんの力がぐんと伸びる時期です。『努力』することは、自分が『成長』するため、『なりたい自分』になるため、そして『幸せ』になるために大切なことです。
    『努力』する人、『一生懸命』がかっこいいみどりっ子になりましょう。
     
    さて、今日は給食の話をします。
    先日、給食の後に配膳室を覗いたとき、私はとても悲しい気持ちになりました。それは、たくさんのご飯やおかず、牛乳が残っていたからです。驚きました。そして、皆さんが給食をしっかりと食べられているのか、健康に過ごせているのか心配になりました。
    皆さんは、給食の配膳のとき、自分が食べられる量を決めて、増やしたり減らしたりして食べ始めると思います。たくさん食べられる子は、お代わりもしていますね。それなのに、こんなにもたくさんの残菜・・・どうしてだろうと思いました。
     
    給食は、栄養のバランスを考えて作っています。皆さんは、献立表を見たことがありますね。米や野菜、肉、魚、果物など、たくさんの食材が使われています。皆さんの健康のため、成長のために、大切な栄養がいっぱい入っています。食べる量が少なかったり、食べ残してしまったりすると、必要な栄養が十分に取れないということです。それが毎日続くということは、皆さんにとってよいことではありませんね。
    また、米や野菜、肉、魚、果物など、元は動物・植物です。つまり、私たちは、生きていたもの、命があったものを食べて、毎日元気に過ごせているということです。皆さんは、食事の前に「いただきます」「ごちそうさま」の挨拶をします。それは、料理を作ってくれた人などに、ありがとうの気持ちを伝えるためにも言いますが、食材になった生き物に「命をいただきます、ありがとう。命をいただきました、ごちそうさま。」と感謝の気持ちを表すという意味でも言っているんです。
     
    自分の健康のため、体の成長のために、自分で食べる量を決め、決めた量は残さずに食べるようにしましょう。それが、食材になった命に対して感謝することにもなります。新原小学校で、ごみになってしまう残菜が減るといいなと思っています。