6月「会礼」②

2024年6月10日
    先週6月4日(火)の朝の活動の時間、体育館に全校児童が集まり、6月の「会礼」を行いました。
    今月は、「命について考える」月間です。校長が子供たちに、『「いじめ」について知っておいてほしいこと、行動してほしいこと』の話をしました。

    【6月会礼/校長講話】
    6月12日、この日は浜松市の小学生・中学生、先生方が決して忘れてはならない日です。今から12年前の6月12日に、市内の中学生の大切な『命』が、「いじめ」によって失われました。この悲しい出来事を忘れることなく、『命』の大切さを見つめ直す日として、浜松市では6月12日を「『命』について考える日」と定めました。
    皆さんは、新原小学校で先月に起きてしまった悲しい出来事を通して、『命』について改めて考えました。
     
    今日は、「いじめ」について知っておいてほしいこと、行動してほしいことを四つ、皆さんにお話ししたいと思います。
    一つめです。
    「いじめ」を防ぐための法律・きまりがあります。それを元にして新原小学校でも、「新原小学校いじめ防止基本方針」という約束事が作られています。先生たちは、この約束事を大切にして、皆さんが「いじめ」で、つらくならないように行動しています。
    二つめです。
    「いじめ」られたと感じたときに、どうしたらよいかです。人に嫌なことをされたときは、相手に対してやめてほしいとはっきり伝えること・・・できなければ、その場から離れたり、周りの人に助けを求めたりしてください。・・・自分の心は自分で守ることが大切です。「気づき・考え、行動」してください。でも、その場では行動できずに悲しく苦しい気持ちが続くときには、先生方や家族に助けを求めてください。学校で行っている「いじめアンケート」や「ハート面談」などで、先生に伝えてくれても構いません。先生方や家族が、皆さんのことを必ず守ってくれます。覚えておいてください。
    三つめです。
    「いじめ」をすることは、人の『命』を傷つけるだけではなく、自分の『命』を汚してしまう、傷つけてしまうことにもなるのです。家族や自分の周りの人たちも悲しませ、その人たちの『命』も傷つけます。自分のためにも、家族や自分の大切な人たちのためにも、絶対に「いじめ」をしてはいけません。
    最後に四つめです。
    いじめを予防するために、皆さんにやってほしい、続けてほしいことです。それは、新原小学校の自慢の一つ、手を振って「あいさつ」をすることです。「あいさつ」は、相手の心を大切にし、思いやる気持ちを伝え、いじめが起きない仲間づくりにつながる第一歩です。みどりっ子の皆が、新原小学校の自慢、手を振って「あいさつ」ができるようになれば、新原小学校は「いじめ」のない、みどりっ子の笑顔が溢れる幸せな学校になると思います。
    皆さん、「気づき・考え、行動」してください。