6月の「会礼」

2023年6月15日
    朝の活動の時間には体育館に全校児童が集まり、6月の「会礼」を行いました。
    校長が、子供たちに『命の大切さ』『いじめ三つの約束』の話をしました。

    【6月会礼/校長講話】
    6月12日この日は、浜松市の小学生・中学生、先生方は決して忘れてはならない日です。今から11年前の6月12日に、市内の中学生の大切な『命』が、「いじめ」によって失われました。この悲しい出来事を決して忘れることなく、『命』の大切さを見つめ直す日として、浜松市では6月12日を「『命』について考える日」と定めました。

    あるテレビドラマで主人公の女の子が、「『命』は一つ、誰にも平等にね・・・。」というせりふを言っていました。そうです。日本人でも外国人でも、大人でも子供でも、世界中のどんな人でも同じように、『命』はたった一つしかありません。
    今日は、たった一つしかない、かけがえのない『命』について、もう一度皆さんに考えてもらいたいと思います。

    『命』は大切だと言うけれど、『命』って何だろう?『命』は目に見えません。『命』とは「今、生きているということ」だと校長先生は思います。そして、「これから自分がやりたいことを、何でもやれるということ」だと思います。「家族とディズニーランドに行く。好きなゲームをする。美味しいものを食べる。かわいいぬいぐるみを買う。友達と一緒にサッカーをする。勉強を頑張る・・・・・。」すべてができなくなってしまうこと、誰にも会えなくなってしまうこと、それが『命』が消えるということだと思います。『命』が消えるなんて絶対に嫌だと思いませんか。こう考えると、自分の『命』を大切に大切にしなければいけないと思うでしょう。「自分の幸せのために『命』がある」こと、忘れないでください。

    誰もが自分の『命』を大切にしたいと思っています。それを邪魔することは絶対に許されません。だから、友達を叩いたり、友達の悪口を言ったり、友達を仲間はずれにしたり・・・「いじめ」は、絶対に許しません。「いじめ」をしている人も、「いじめ」をただ見ている人も・・・です。
    また、「いじめ」をすることは、人の『命』を傷つけるだけではなく、自分の『命』を汚してしまう、傷つけてしまうことにもなるのです。家族や自分の周りの人たちも悲しませ、その人たちの『命』も傷つけます。

    「いじめ」はしない。「いじめ」を見たら大人に伝える。「いじめ」られたら、おうちの人や先生に必ず相談する。この三つを校長先生と約束してください。
    新原小学校は 「やさしさいっぱい の みどりっ子」を目標としています。新原小学校を、今から、これからずっと、いじめのない、みどりっ子の笑顔が溢れる素敵な学校にしていきましょう。