5年生は10月8日・9日にかわな野外活動センターへ行ってきました。台風の影響もあり、活動が予定通りにできるのか不安もありましたが、子供たちの日頃の行いや林間学校への熱い思いもあり、天候にも恵まれすべての活動を行うことができました。
大きな荷物を背負い、30分以上かけて入所つづらを登りました。途中、足が止まってしまった友達に「がんばれ!」「一緒に行こう!」と声を掛け合いながら登る様子が印象に残りました。先に登り切った子の広場から大きな声で友達を励ます姿、それに応えるように登り続ける姿、それぞれに感動したスタートでした。入所式・オリエンテーションでは、代表の友達や所員さんの話を真剣に聞き、林間学校への思いをより膨らませていました。
班の仲間とお昼ご飯を食べた後、ウォークラリーへ出かけました。慣れない山の中で迷い込む班も多々あったようですが、班の仲間たちだけではなく他の班の様子も互いに確かめ合いながら、協力して乗り越える姿が見られ、胸が熱くなりました。ゴール後の達成感に満ちた表情と、仲間と笑顔で乾杯した姿は忘れられません。
キャンプファイヤーでは厳粛な雰囲気の中行われた第1部・第3部と楽しく盛り上がる第2部とで、気持ちや雰囲気の切り替えができました。レク係を中心に今まで練習してきた成果が発揮され、大成功でした。努力・生命・勇気の3つの火が燃え盛り、そしてだんだんと消えゆく様子を楽しみながら過ごすひとときとなりました。
2日目、お世話になった場所を清掃し、清々しい気持ちで朝の集いを行いました。朝食を食べ、沢登りについての説明を聞いた後、沢登りへ出かけました。沢までの山道は起伏が激しく、互いに励まし合い、温かい声を掛け合っていました。沢に着くと、水に足を浸してみたり、サワガニを捕まえてみたり、大きな岩を力いっぱい登ってみたり…。やはりここでも励まし合う5年生のよさが見られました。
2日間を通して、人・自然・非日常と出会い、いつもとは違う環境も楽しみに変えながら、無事学校に帰って来ることができました。5年生の全力で楽しむ力、粘り強く取り組む力、互いを気に掛ける温かな心…林間学校を含めたこれまでの日々がこれからのスタートとなるよう、培ってきた力をこれからも発揮していってほしいと思います。