本日 5月30日(月)
⇒衣替え
「衣替え」はもともと中国の風習で、旧暦の4月1日に冬服を夏服に、10月1日に夏服を冬服に着替えていたこと。日本に伝来したのは
平安時代の頃・・・年2回、夏と冬の装束を入れ替える貴族の間だけの行事だったんだってぇ。
江戸時代になると、衣替えは・・・なんと年4回に!季節が変わると手持ちの着物をほどいて、次の季節用に仕立て直し、生地の傷みを抑える虫干しを。手持ちの衣装を複数の季節で、しかも何年も着るために、衣替えは必要な行事だったようなんです。
冬の間は「綿入れ」という表地と裏地の間に綿(わた)が入った着物を着て、旧暦4月1日になると綿入れの綿を抜き、裏地付きの春用着物である袷(あわせ)に仕立て直しました。
・・・ちなみに、「四月一日(四月朔日)」という珍しい姓があるんだって
日本海側に多い名前で、読み方は「わたぬき」。こんなところにも昔の衣替えの風習が残ってるんだねぇ・・・