2025年

  • 心の教育講座3年

    2025年6月9日
       先週の金曜日、講師に白井助産院の白井まなみ先生を迎え、3年生の心の教育講座がありました。

       心の教育講座は、性教育を通して自分の心身の健康、命の大切さについて、感じ考える講座です。
       3年生は、1年2年と白井先生の講座を積み上げ、最後の講座となりました。

       「好・恋・愛」という漢字を見て思うことは?という質問から始まり、男女交際の劇やグループに分かれての話し合い等、生徒たちは真剣に白井先生のお話を聞いていました。最後に、3年間の心の教育講座のまとめとして、「生きているだけで100点満点!」という熱いメッセージをもらいました。

       日々生きていると辛いこともあると思いますが、生きていれば必ず良いこともあります。奇跡から生まれた自分の命を大切に過ごしていきましょう。  (文責:養護教諭)
    • 部活動を紹介する連載の第6回目は、女子卓球部です。
      3年生5名、2年生4名、1年生3名、計12名で活動しています。

      この日は2人組で、実践形式の練習を行っていました。
      相手を前後左右に振ったり、サーブを工夫したりと、実戦さながらの内容でした。
      先週のキャリア講座の中で、河合純一さんが次のようなお話をされていました。
      「練習の中で、いかに本番を想定し、本気の努力を続けることができたかが大切です。
       その時間の分だけしか、夢に近づくことはできません。」

      生徒たちよ。
      大会の日は、必ずやって来ます。
      ”いつかやろう”  ”そのうちに頑張ろう” という漠然とした思いでは、
      悔いを残すことになりかねません。

      「今、やろう!」
      「今、本気を出そう!」
       この思いの持続こそが、自分を高める原動力です。

      頑張れ!女子卓球部!
      未来を見据え、今に全力を尽くせ!(文責:教頭)
    • 今日も、さわやかな青空が広がっています。
      学習にも部活動にも、取り組みやすい時季です。
      先週、キャリア講座が行われました。

      これは、舞阪にゆかりのある方に講演していただくことで、
      舞阪に誇りを持つと同時に、舞阪から世界へとはばたく人に育ってほしいとの願いを込めた取組です。

      今回は、本校の卒業生であり、パラリンピック金メダリストである河合純一さんをお招きしました。

      「みなさんの目には、舞阪の風景は当たり前に映っているかもしれませんが、
       久しぶりに舞阪に帰ってきた私からすると、とても素敵なものに見えます。」
      「どうか、何気ない身の回りのものから、その素晴らしさを感じ取る感性を磨いてください。」

      こんなお話から始まったキャリア講座は、珠玉ともいえる言葉の数々が生徒に贈られました。

      「誰にでもピンチはある
       そのときにどう行動するかで、ピンチは成長の大チャンスになる」

      「チャレンジすること、失敗することを恐れないで」

      「どうなりたいかを決めるのは自分
       自分の人生の主人公は自分」

      「自分がしたいことを、20個、書き出してみよう」

      「日記を書くことで、自分の心の声を聞こう」

      あっという間の、50分間の講演でした。
      河合さんの講演の中の、
      「自分がしたいことを、中学生なら20個、書き出してみよう。
       大人なら、100個、書き出してみよう。」との言葉に、ドキッとしました。
      私自身を振り返ると、100個なんて、とても書けないと思ったからです。

      金メダリストという夢を叶えた河合さんは、その現状に満足することなく、
      次への夢を描いて努力をしている、という姿勢に感銘を受けました。

      「夢を叶えたら、それは現実になる。
       すると、さらに大きな夢が見えてくる。」

      ”どんな逆境であろうとも、それを乗り越え、夢を叶えるために努力し続ける。”
      自身の姿をもって若き後輩に呼びかける河合さんの講演は、
      終わった後も、体育館いっぱいに感動の余韻が広がっていました。(文責:教頭)
    • 今日は、爽やかな風が吹いています。
      緑が陽の光に照らされて、まばゆいばかりに輝いています。
      先週、「舞中紹介の日」を開催し、舞阪小6年生が本校へやってきました。
      これは、舞阪中の授業や部活動の様子を見てもらうことで、
      来年、希望をもって本校へ進学してほしいとの思いを込めて企画されたものです。

      ホールに整列した6年生は校長先生からのあいさつを聞きました。
      その後、教務主任から、舞阪中学校の1日の生活について説明を受けました。
       
      6年生は廊下を移動し、授業が行わている教室や特別教室に入りました。
      楽し気な教員とのやりとりの場面や、真剣に考えている場面など、
      それぞれの授業の雰囲気を味わいました。
      舞阪中の校舎も、体育館も、グラウンドも、在校生も、教員も、花々や樹々さえも、みんな含めて、
      来年、6年生が舞阪中へ進学してくることを楽しみに待っています!

      6年生たちよ。
      さらにさらに成長した姿で、来年また会いましょう!(文責:教頭)

       
    • 6月になりました。

      6月は「水無月」(みなづき)と呼ぶのが一般的ですが、
      ほかにも「松風月」(まつかぜづき)や「涼暮月」(すずくれづき)などの名前もあるそうです。

      今日はあいにくの雨模様でしたが、昨日はさわやかな天気でした。

      体育館南の木々に、陽の光がやさしく差し込み、
      緑を、いっそう鮮やかなものにしていました。
      6月は「いのちについて考える月間」です。
      その始まりにあたり、昨日は校長講話が行われました。

      「86400円あったらどうする?」
      校長先生からの問いかけに、生徒は思い思いに考えを言い始めました。

      「その金額を、1日のうちに全部使い切らないと、次の日に持ち越すことができないとしたら?」
      生徒は1円も残らないように使い切る方法について、にぎやかに話し合いました。
      「単位を ”円” から ”秒” にかえて、86400秒。これは何でしょう?」

      一人の生徒が「1日!」と叫びました。
      「そう。1日は86400秒です。」

      「さっきはお金でした。次の日に持ち越せないと思ったら、
       みんな、1円も無駄にしないように、必死に考えましたね。」

      「今度は時間として考えたとき、その日その日に悔いを残さないよう、
       みんなは、1秒も無駄にしないように使おうと、考えたことはありますか?」

      「1秒1秒が積み重なって1日になり、それが積み重なって一生となるなら、
       1秒1秒は紛れもなく、あなたのいのち、そのものです。」

      生徒はハッとして、自分の日常生活について振り返り始めました。
      「あなたの時間を大切にしてください。
        そして、あなたの周りの人の時間も、大切にしてください。」

      校長先生は、今の時間を愛おしみながら生きてほしいとの思いを込め、
      静かに絵本の読み聞かせを行いました。

      その後、教務主任が「いじめ茶だめマン」のことに触れ、
      「なくそういじめ 舞阪ルール」について確認しました。
      今月は、「心の教育講座」、命を題材にした道徳授業、学校保健週間、「私のハート」、あいさつ運動など、
      いのちについて考える機会がたくさんあります。

      生徒たちよ。
      ともに、いのちについて、真剣に考えていこう。(文責:教頭)
    • 部活動紹介シリーズの第5回目は、男子卓球部です。
      3年生6名、2年生5名、1年生4名、計15名で活動をしています。

      この日は、サーブ、リターン、3球目攻撃など、各自の課題にあわせて、
      何度も何度も繰り返し練習に取り組んでいました。

      気合の声やアドバイスをする声などがあちこちから聞こえてきて、
      練習場全体が、活気にあふれていました。
      練習と公式戦を別物と考えるのではなく、どれだけ本番と同じ気持ちで日ごろの練習に取り組めたか。
      この姿勢が、とても大切なことだと思います。

      元プロ野球選手である王貞治さんは、あるインタビューで、次のように答えていました。
      「相手選手と対戦する時間は短い。
       だからこそ、それまでにどのように練習し、どのように自分自身と向き合ってきたかが大切なのだ。」

      目指すべきものがあるのならば、自分自身との戦いから逃げるわけにはいきません。

      生徒たちよ。
      自分に立ち向かう勇気の人であれ。

      頑張れ!男子卓球部!(文責:教頭)
       
    • 修学旅行(3)

      2025年5月30日
        修学旅行の報告の最終回です。

        3日目は、2台のバスに分乗し、
        彦根城をめぐるコースと、絵付け体験と映画村に行くコースに分かれました。

        彦根城コースは、140段ほど続く階段を上がり、国宝の天守を目指しました。
        途中、合戦が行われたであろう城門や、緑が鮮やかに茂る庭園を歩き、往時を偲びました。

        映画村コースは、まず絵付け体験を行い、全員が世界に一つだけの湯飲み茶わんを作りました。
        その後、映画村を訪れ、さまざまな体験館をめぐりました。
        修学旅行実行委員は、約半年以上前から準備や企画に携わってきました。
        本当にお疲れさまでした。

        実行委員にとってこの半年間は、大変なことが多かったのではないかと思います。
        でも、みんなのために行動してきたことが、自分自身の大きな充実感になっていることでしょう。

        ”人のために灯をともせば、わが前、明らかなるがごとし”
        今回の経験を、ぜひ覚えておいてほしいと願います。


        3日目の夕方、舞阪中では、多くの保護者が生徒たちの帰りを待っていました。
        バスから降りてきた生徒たちは、心なしか、一回り大きくなったような気がしました。(文責:教頭)
      • 修学旅行(2)

        2025年5月29日
          今日も、3年生の修学旅行の様子をお伝えします。

          修学旅行の2日目は曇り空でした。
          予報では雨の心配もあったのですが、それほど強く降ることもなく、
          計画どおりに日程を消化することができました。

          この日は京都市内のタクシー研修でした。
          生徒たちは、あらかじめ立てておいた計画にしたがって、多くの寺社を見学しました。
          そして最後に、全員で清水寺を訪れました。
          どの写真も、はじけるような生徒の笑顔が印象的です。
          その笑顔の分だけ、生徒たちは大きな感動を受けたのだと思います。

          保護者の方々をはじめ、タクシーの運転手さん、バスの運転手さん、訪れた寺社の関係の方々、
          旅行業者の方々、宿泊場所のホテルの方々、レストランの従業員の方々、
          さらには、訪れた先々で、すれ違った方々に至るまで、
          本当に多くの方々のおかげで、生徒たちは得難い体験をすることができました。

          ありがとうございました。

          生徒たちよ。
          どうか、様々な方から受けた恩を感じることのできる人であってほしいと願います。(文責:教頭)

           
        • 修学旅行(1)

          2025年5月28日
            先週、3年生が修学旅行で奈良・京都方面を訪れました。
            今日から3回にわたって、そのときの様子を写真でお伝えします。

            1日目に訪れた奈良では、気温が真夏日に迫るほど上昇したそうです。
            そんな大変な中であっても、1枚1枚の写真からは、生徒の楽しそうな様子が伝わってきます。
            歴史の教科書で学んだ、法隆寺や東大寺を実際に訪ねてみて、
            生徒は、いったいどんな感想を持ったのでしょうか。

            これらの寺院が建てられた遥か昔、そこにも人間が住んでいて、
            人々が生活し、願いを託し、思いを持って作り上げたものすべてが、
            いわゆる「歴史」と呼ばれるものです。

            教科書だけでは、決して感じ取ることのできない、人々の息遣いやぬくもりといったものを、
            もしも、生徒たちが感じ取ることができていたとしたなら、
            修学旅行の意義の半分は達成できたと言えるのではないかと思います。

            ひるがえって、
            今、私たちが生きている現在も、
            千年後の人々から見れば「歴史」と呼ばれるものになっているはずです。

            なれば、これから私たちがつくる「歴史」は、後世の人から見てどのように映るのかに思いをはせながら、
            過去から未来へと、責任ある行動を開始したいと考えます。

            生徒たちよ。
            あなたたちは紛れもなく、歴史を作りゆく主人公だ。
            その気概と責任感を忘れずに、今日も明日も、学び続けてほしいと願います。(文責:教頭)
          • 今日は朝から曇り空で、少し肌寒さを感じるほどの気温でした。
            午前中から次第に雨が降り始め、気がつけば校内にも水たまりができていました。
            今日は生徒会活動の様子を紹介します。

            5月のある金曜日の朝、
            生徒たちが校門周辺に並び、登校してくる生徒へあいさつをしています。
            これは、生活安全委員会のあいさつ運動の一場面です。

            元気にあいさつを返す生徒も、黙って通り過ぎる生徒もいますが、
            生活安全委員の生徒たちは、元気にあいさつをしていました。

            あいさつ運動を繰り返し継続し、
            舞阪中に元気と活気の旋風を巻き起こしてほしいと期待しています。
            その横では、生徒会執行部が、アルミ缶回収を行っています。
            この日は、200缶を超える空き缶が集まりました。

            空き缶を踏みつぶして小さくし、袋に入れて集積場所に持っていきます。
            昨年からのトータルで、現在7000缶を大きく上回っているそうです。

            たとえ、一つひとつは小さなことであっても、
            それらが集まると、とてつもなく大きな成果となるというよい事例です。
            生徒会活動は、言ってみれば身近な小さな活動です。
            それは決して、華々しいものではないかもしれません。

            でも、
            いや、だからこそ、大切なことなのだと思います。

            歴史は、一握りの偉人によって作られるのではありません。
            それは、大勢の人々の思いや社会全体の動きという、言わば大地の奥底のうねりによって作られます。

            同じように、学校は、目立たずとも着実に行われる努力によって作られます。
            生徒会活動は、いわば地中深くに根を張り、大地をしっかりと支える大樹です。

            生徒たちよ。
            舞阪中を作っているのは、他ならぬ自分自身であることを知ってほしい。

            そして、自分が行っていることに誇りを持ち、
            今日も明日も、粘り強く努力を続けられる人であってほしい。(文責:教頭)