富士山野外活動(2)

2025年9月16日
    先週行われた2年生の野外活動についての続報です。

    富士山トレッキング登山を終えた2年生は、無事に国立青少年交流の家に到着しました。
    入所式、夕べのつどいを行い、夕食を食べた後、営火場に全員が集まりキャンプファイヤーを行いました。

    燃える炎に照らされながら、みんなで歌い、みんなでダンスを踊り、
    各クラスがスタンツを披露し合いました。
    笑いと歓声があふれ、友情と親睦を深めるひとときとなりました。
    次の日はレクリエーションで汗を流した後、みんなで野外炊飯をしました。
    野菜や肉を切り、ご飯を炊き、みんなで作ったカレーライスは、格別の味がしました。

    夕方、舞阪中学校に2台のバスが帰ってきました。
    バスから降りてきた生徒たちの笑顔は、とても輝いていました。
    一泊二日という短い期間の活動でしたが、生徒には、確かに成長のあとがうかがえました。
     
    2年生が登山した富士山は、美しい稜線を持つ山として、多くの人が称えます。
    でも、その美しさは、すぐに手に入れられたものではありません。

    長い年月をかけ、途方もないほどの大量の土や砂や岩が積もり、大きな大きなすそ野となり、
    どんなことにもびくともしない、しっかりとした土台があるからこその、際立つ美しさなのだと思います。

    それは人間にとっても、同じことが言えるかもしれません。
    華々しい成果や結果に目がいきがちですが、それらは努力や精進や忍耐などの土台があってこそです。

    2年生は、部活動を3年生から受け継ぎ、もうすぐ生徒会も3年生からバトンを受けます。
    2年生が、舞阪中学校の中心となって活躍するときは、もうそこまで来ています。

    2年生たちよ。
    焦って成果や結果を求めることはやめよう。

    いつか、仰ぎ見るような富士の峰となることを目指し、今は、じっくりと日々の課題に取り組もう。
    着実に着実に土台を積んで、動かざる富士の如き山へと育っていこう。(文責:教頭)