青春の情熱 夏の大会の軌跡(6)

2025年7月1日
    南陽中との雌雄を決する、勝負の第3セットが始まりました。

    試合は、両チームともに好プレーが続出し、一進一退の展開となりました。
    舞阪中もスパイクやレシーブが冴え、着実に得点を伸ばしていきました。
    得点が決まるたびに、生徒も顧問も保護者も、みんなが一体となって、歓声をあげました。
    そのシーンが重なって舞阪中が20点を超し、あと少しで勝てる、というところまで来ました。

    その直後、南陽中の反撃が始まりました。
    一旦傾いた流れはとどめようもなく、24ー24となりました。
    残念ながら、第3セットを25-27で落とし、セットカウント1-2で敗れました。

    終わった瞬間、生徒も顧問も保護者も声を失い、静寂の時間が流れました。
    しばらくすると、生徒たちは悔し涙にくれました。

    次の試合では神久呂中に2-0で勝ち、予選リーグを2位で通過しました。

    決勝トーナメントの初戦、第1シードである引佐南部中に0-2で敗れ、
    女子バレーボール部の夏は終わりました。
    生徒たちは、本当に頑張りました。
    負けたことは残念なことですが、堂々とプレーをしている生徒たちは、本当に光り輝いて見えました。

    勝つことは目標ではありますが、目的ではありません。
    負けてしまったら、すべてが消えてなくなるわけでは決してありません。

    練習を通して身につけた行動力、気概、執念、仲間への感謝や思いやりなど、
    すべてのことが、これからの未来を生きる生徒にとって、貴重な財産になるはずです。

    生徒たちよ、胸を張れ!
    君たちの本当の戦いは、これからの現実生活の中にある。

    頑張れ!女子バレーボール部!
    更に伸びゆけ!3年生! (文責:教頭)