2025年7月

  • 夏の大会を振り返る第4回目は、女子バスケットボール部です。

    舞阪中は部員数が少ないため、一昨年から合同チームとして参加しています。
    今年の夏は、聖隷クリストファー中と西遠中との3校での合同チームとして、大会に挑みました。

    予選リーグの初戦は、会場校でもある浜名中が相手でした。
    昨年の夏以降は、たった3人での活動でした。
    人数が少ない分、練習形態を工夫して練習を重ねました。

    顧問やコーチがパスを出し、障害物をディフェンスと見立て、それをかわしてシュートするなど、
    繰り返し繰り返し地道な練習をすることで、技の精度を高めてきました。
    選手が3つの学校にまたがるため、意思の疎通も難しかったと思います。
    また、合同練習の機会も少なく、連携プレーがうまくいかずに、もどかしい思いもあったことでしょう。

    しかし、今、コートを走る生徒たちは、皆、生き生きとした表情でした。
    苦難が多かった分、みんなでバスケットボールができる喜びはひときわ大きく、
    走り、パスを受け、シュートする生徒たちの笑顔は、まぶしく輝いて見えました。
    舞阪中を含む合同チームは、相手の動きを上回っていました。
    次々とシュートが決まり、徐々に点差をつけていきました。(文責:教頭)
  • 浜松南部中との試合はすでに後半になり、点差は30点以上の差がありました。
    それでも生徒たちは、試合を投げ出すことなく、ボールを追い、コートを走りました。

    時おり、輝くようなプレーを見せ、シュートを決めたときの満面の笑みが印象的でした。
    それらは、今までに生徒たちが積み重ねてきたものを、雄弁に物語っていました。
    点を取られても、パスが思うようにつながらなくても、生徒たちは諦めませんでした。

    ただひたすら、自分たちがやってきたことをすべて出し切ろう、という気持ちが伝わってきました。
    その思いが、そのプレーが、私にはまぶしく輝いて見えました。
    試合は26-67で、浜松南部中に完敗しました。

    しかし、生徒たちは勝ちました。
    自分の心に打ち勝ちました。

    3年間の練習の中で、もしも、途中で投げ出してしまっていたとしたら、
    決して、今、このコートに立ってはいません。

    今、ここにいる、この場所でプレーをしている、という事実こそが、
    生徒たちの勝利の証だと感じました。
    投げ出さないこと。
    最後まで粘り強く取り組むこと。
    それが、これからの人生を生き抜く上で、大きな力にきっとなります。

    生徒たちよ。
    今までの活動に誇りを持ってほしい。
    そして、これからも、誇りを持てる自分の行動であってほしい。

    試合終了後、3年生は顧問と保護者と一緒に写真に納まりました。
    そのときの、照れながらも、爽やかな笑顔が印象的でした。

    頑張れ!男子バスケットボール部!
    頑張れ!3年生! (文責:教頭)
  • 生徒たちの夏の大会を振り返るシリーズ3回目は、男子バスケットボール部です。
    6/21(土)、28(土)の2日間にわたって、浜松南部中において予選リーグが行われました。

    初戦は附属浜松中には48-53で惜しくも、2戦目は浜松学院興誠中には10-172の大差で、
    それぞれ敗れたため、予選リーグ敗退が決定してしまいました。

    そして迎えた最終戦。
    相手は会場校である浜松南部中でした。
    3年生は3人。
    皆、中学校からバスケットボールを始めました。

    1・2年生のころは、上級生のプレーを憧れの目で見ていました。
    新チームになり、自分たちが中心となって試合に出るようになりました。

    思うようなプレーができませんでした。
    歯がゆい思いをしながら、日々の練習に取り組みました。
    この試合、第1ピリオドこそ善戦しましたが、次第に点差は離されていきました。
    それでも、生徒たちは投げ出すことはしませんでした。(文責:教頭)
  • 南陽中との雌雄を決する、勝負の第3セットが始まりました。

    試合は、両チームともに好プレーが続出し、一進一退の展開となりました。
    舞阪中もスパイクやレシーブが冴え、着実に得点を伸ばしていきました。
    得点が決まるたびに、生徒も顧問も保護者も、みんなが一体となって、歓声をあげました。
    そのシーンが重なって舞阪中が20点を超し、あと少しで勝てる、というところまで来ました。

    その直後、南陽中の反撃が始まりました。
    一旦傾いた流れはとどめようもなく、24ー24となりました。
    残念ながら、第3セットを25-27で落とし、セットカウント1-2で敗れました。

    終わった瞬間、生徒も顧問も保護者も声を失い、静寂の時間が流れました。
    しばらくすると、生徒たちは悔し涙にくれました。

    次の試合では神久呂中に2-0で勝ち、予選リーグを2位で通過しました。

    決勝トーナメントの初戦、第1シードである引佐南部中に0-2で敗れ、
    女子バレーボール部の夏は終わりました。
    生徒たちは、本当に頑張りました。
    負けたことは残念なことですが、堂々とプレーをしている生徒たちは、本当に光り輝いて見えました。

    勝つことは目標ではありますが、目的ではありません。
    負けてしまったら、すべてが消えてなくなるわけでは決してありません。

    練習を通して身につけた行動力、気概、執念、仲間への感謝や思いやりなど、
    すべてのことが、これからの未来を生きる生徒にとって、貴重な財産になるはずです。

    生徒たちよ、胸を張れ!
    君たちの本当の戦いは、これからの現実生活の中にある。

    頑張れ!女子バレーボール部!
    更に伸びゆけ!3年生! (文責:教頭)