青春の情熱 夏の大会の軌跡(3)

2025年6月25日
    予選リーグ最終戦、第2セットが始まりました。
    生徒たちは声を張り上げ、コートへと入っていきました。
    試合は一進一退でしたが、次第に北星中が点を重ねはじめ、
    徐々に点差が開いていきました。

    それでも生徒たちは1プレー1プレーに集中し、
    スパイクやサーブが決まって得点するたびに、
    天高く拳を突き上げ、仲間と喜びを共有していました。
    生徒たちの3年間はあっという間でした。

    先輩の背中を追うだけだった1年生のころとは違い、
    いつしか背丈も見上げるほどになり、それと同時に最上級生としての自覚も高まってきました。

    生徒たちは、どんなに点差が開いても、最後まで諦めませんでした。
    それはまるで、生徒たちの3年間を表しているかのようでした。

     
    チームプレーは難しいものです。
    思い通りにはいかないことも、たくさんあることでしょう。

    でも、一人ではできないことも、チームではできることがあります。
    チームだからこそ、一人の時よりも何倍も喜びを感じられることもあったのではないでしょうか。

    生徒たちは、舞阪中の男子バレーボール部を選びました。
    そして、最後まで、男子バレーボール部を貫き通しました。

    試合には負けたかもしれませんが、生徒たちは、自分との戦いに勝ちました。
    それが、なによりの青春の輝きだと思うのです。

    夏の大会は終わりました。

    しかし、生徒たちよ。
    本当の戦いはこれからだ。
    男子バレーボール部で学んだことや経験を生かし、さらにさらに雄々しく進んでいってほしい!

    頑張れ!
    男子バレーボール部!
    頑張れ!
    3年生たち!(文責:教頭)