いのちについて考える(道徳)

2025年6月10日
    いよいよ、梅雨入りが宣言されました。

    これからは雨の日が多くなり、じめじめと湿度の高い日が続くかもしれません。
    でも、心の中は、明るい太陽が輝く晴れやかな日々を送っていきたいですね。
    6月は「いのちについて考える月間」です。
    昨日は、”いのちについて考える道徳”を全校で行いました。

    1年生は「魚の涙」(さかなクン)
    海では仲良く泳いでいるメジナも、狭い水槽に入れると、とたんにいじめが始まるというお話です。

    「小さな籠の中で誰かをいじめたり悩んだりしても、楽しい思い出は残りません。
     外には楽しいことがたくさんあるのに、もったいないですよ。」の言葉が心に残りました。

    2年生は「明日、みんなで着よう」
    カナダで起こったいじめ反対運動、「ピンクシャツデー」のお話です。

    「今日、学校でピンクのポロシャツを着た男子生徒がいじめられた。彼を応援するために、
     ピンクのシャツを着ていかないか。明日、みんなで着よう。」との声に賛同した数百人の生徒の行動から
     この運動は始まったのだそうです。

    3年生は「『きみは赤ちゃん』より」(川上未映子)
    生まれたばかりのいのちの、そのあまりにも小さくもろく頼りない姿に、
    畏怖すら感じて戸惑っている母親のお話です。

    「人は、いったいどこからやってきて、いったいどこにいくんだろう」
    「わたしはきみに会うために生まれてきたんじゃないかと思うくらいに、きみに会えて本当にうれしい」
     これらの言葉に、感動を覚えずにはいられませんでした。
     
    職員室で、昨日の道徳について先生方に聞いた時、
    どの先生も、それぞれのお話の良さを、目を輝かせて語る姿が印象的でした。

    先生の感動は、きっと生徒にも伝わります。

    「海よりも広きもの、それは空。空よりも広きもの、それは人の心。」と言った作家がいました。

    生徒たちよ。
    心をどこまでも、広く、深く、大きなものにして、
    どこまでも限りなく温かな人に育ってほしいと願います。(文責:教頭)