自分の心の声を聞こう

2025年6月5日
    今日も、さわやかな青空が広がっています。
    学習にも部活動にも、取り組みやすい時季です。
    先週、キャリア講座が行われました。

    これは、舞阪にゆかりのある方に講演していただくことで、
    舞阪に誇りを持つと同時に、舞阪から世界へとはばたく人に育ってほしいとの願いを込めた取組です。

    今回は、本校の卒業生であり、パラリンピック金メダリストである河合純一さんをお招きしました。

    「みなさんの目には、舞阪の風景は当たり前に映っているかもしれませんが、
     久しぶりに舞阪に帰ってきた私からすると、とても素敵なものに見えます。」
    「どうか、何気ない身の回りのものから、その素晴らしさを感じ取る感性を磨いてください。」

    こんなお話から始まったキャリア講座は、珠玉ともいえる言葉の数々が生徒に贈られました。

    「誰にでもピンチはある
     そのときにどう行動するかで、ピンチは成長の大チャンスになる」

    「チャレンジすること、失敗することを恐れないで」

    「どうなりたいかを決めるのは自分
     自分の人生の主人公は自分」

    「自分がしたいことを、20個、書き出してみよう」

    「日記を書くことで、自分の心の声を聞こう」

    あっという間の、50分間の講演でした。
    河合さんの講演の中の、
    「自分がしたいことを、中学生なら20個、書き出してみよう。
     大人なら、100個、書き出してみよう。」との言葉に、ドキッとしました。
    私自身を振り返ると、100個なんて、とても書けないと思ったからです。

    金メダリストという夢を叶えた河合さんは、その現状に満足することなく、
    次への夢を描いて努力をしている、という姿勢に感銘を受けました。

    「夢を叶えたら、それは現実になる。
     すると、さらに大きな夢が見えてくる。」

    ”どんな逆境であろうとも、それを乗り越え、夢を叶えるために努力し続ける。”
    自身の姿をもって若き後輩に呼びかける河合さんの講演は、
    終わった後も、体育館いっぱいに感動の余韻が広がっていました。(文責:教頭)