「いのちについて考える月間」

2025年6月3日
    6月になりました。

    6月は「水無月」(みなづき)と呼ぶのが一般的ですが、
    ほかにも「松風月」(まつかぜづき)や「涼暮月」(すずくれづき)などの名前もあるそうです。

    今日はあいにくの雨模様でしたが、昨日はさわやかな天気でした。

    体育館南の木々に、陽の光がやさしく差し込み、
    緑を、いっそう鮮やかなものにしていました。
    6月は「いのちについて考える月間」です。
    その始まりにあたり、昨日は校長講話が行われました。

    「86400円あったらどうする?」
    校長先生からの問いかけに、生徒は思い思いに考えを言い始めました。

    「その金額を、1日のうちに全部使い切らないと、次の日に持ち越すことができないとしたら?」
    生徒は1円も残らないように使い切る方法について、にぎやかに話し合いました。
    「単位を ”円” から ”秒” にかえて、86400秒。これは何でしょう?」

    一人の生徒が「1日!」と叫びました。
    「そう。1日は86400秒です。」

    「さっきはお金でした。次の日に持ち越せないと思ったら、
     みんな、1円も無駄にしないように、必死に考えましたね。」

    「今度は時間として考えたとき、その日その日に悔いを残さないよう、
     みんなは、1秒も無駄にしないように使おうと、考えたことはありますか?」

    「1秒1秒が積み重なって1日になり、それが積み重なって一生となるなら、
     1秒1秒は紛れもなく、あなたのいのち、そのものです。」

    生徒はハッとして、自分の日常生活について振り返り始めました。
    「あなたの時間を大切にしてください。
      そして、あなたの周りの人の時間も、大切にしてください。」

    校長先生は、今の時間を愛おしみながら生きてほしいとの思いを込め、
    静かに絵本の読み聞かせを行いました。

    その後、教務主任が「いじめ茶だめマン」のことに触れ、
    「なくそういじめ 舞阪ルール」について確認しました。
    今月は、「心の教育講座」、命を題材にした道徳授業、学校保健週間、「私のハート」、あいさつ運動など、
    いのちについて考える機会がたくさんあります。

    生徒たちよ。
    ともに、いのちについて、真剣に考えていこう。(文責:教頭)