修学旅行(1)

2025年5月28日
    先週、3年生が修学旅行で奈良・京都方面を訪れました。
    今日から3回にわたって、そのときの様子を写真でお伝えします。

    1日目に訪れた奈良では、気温が真夏日に迫るほど上昇したそうです。
    そんな大変な中であっても、1枚1枚の写真からは、生徒の楽しそうな様子が伝わってきます。
    歴史の教科書で学んだ、法隆寺や東大寺を実際に訪ねてみて、
    生徒は、いったいどんな感想を持ったのでしょうか。

    これらの寺院が建てられた遥か昔、そこにも人間が住んでいて、
    人々が生活し、願いを託し、思いを持って作り上げたものすべてが、
    いわゆる「歴史」と呼ばれるものです。

    教科書だけでは、決して感じ取ることのできない、人々の息遣いやぬくもりといったものを、
    もしも、生徒たちが感じ取ることができていたとしたなら、
    修学旅行の意義の半分は達成できたと言えるのではないかと思います。

    ひるがえって、
    今、私たちが生きている現在も、
    千年後の人々から見れば「歴史」と呼ばれるものになっているはずです。

    なれば、これから私たちがつくる「歴史」は、後世の人から見てどのように映るのかに思いをはせながら、
    過去から未来へと、責任ある行動を開始したいと考えます。

    生徒たちよ。
    あなたたちは紛れもなく、歴史を作りゆく主人公だ。
    その気概と責任感を忘れずに、今日も明日も、学び続けてほしいと願います。(文責:教頭)