訓練地震発生!

2025年5月13日
    命を守る。
    これが一番大切なことです。
    昨日、本校では抜き打ちでの避難訓練を行いました。

    潮の香りが届くほど海の近くに位置する本校では、
    地震から身を守ることも当然大切なのですが、
    そのあとすぐに襲って来るであろう津波からも身の安全を守ることが、とても大事になります。

    今年度になって3回目の避難訓練である今回は、予告なしの抜き打ち訓練として計画しました。
    それも、全員が教室にそろっている授業中ではなく、
    生徒の安否確認が一番難しいと思われる放課後の、部活動が始まってすぐの時間に行いました。
    「訓練地震発生!揺れています…」
    緊急放送が流れると、生徒たちは緊迫した雰囲気になりました。
    体育館で、ホールで、校舎の廊下で、グラウンドで、
    生徒たちは上から危険なものが落ちてこない場所で、頭を守る姿勢をとりました。

    「地震がおさまりました」
    放送と同時に、生徒たちは自主的に避難を始めます。
    津波から身を守るためには、誰かに指示されるのを待つのではなく、
    自分の意志で避難することがとても大切だからです。

    生徒たちは、校舎の屋上を目指し、階段を昇っていきました。
    屋上に到着すると、すぐにライフジャケットを装着します。
    そして部活動ごとに整列し、不明な生徒がいないかを確認し、あわせてケガの有無を調べます。

    いつものように学級ごとに点呼をとるのではないため、
    勝手が違い、手間取るところもありました。
    それら上手くいかないところを知ることも、避難訓練を行う意義になります。
    実際の場面で正確に行えるよう、今回の問題点を洗い出し、次までに改善していきます。

    大切な命を守るよう、これからも真剣な訓練を繰り返し行ってまいります。(文責:教頭)