生徒総会

2025年4月21日
    正面玄関には、華やかに活けられた花が、来校者を迎えています。

    しかし、舞阪中構内を歩くと、人目にはつかないところではあっても、
    ひっそりと、しかし、しっかりと、木々や花たちが生きています。

    給食室の南側では、青々と葉をつけた名もなき木が育っています。
    体育館の南には、一輪のタンポポが凛と咲いています。

    どの花や木も、それぞれに味があり、それぞれの良さを持っています。

    精一杯咲く。
    自分らしく生きる。
    それが、本来のあり方だと、無言のうちに伝えようとしているかのようです。
    先週、生徒総会が行われました。

    生徒会役員から、前期生徒会活動の方針や、各専門委員会の活動内容について提案がされました。
    生徒たちはタブレットに提示された議案書を見つめながら、その提案について真剣に聞いていました。
    生徒会は生徒が主役です。
    生徒とは、「生徒会役員」だけではなく、「舞阪中の生徒全員」を意味します。

    アメリカ大統領のジョン・F・ケネディは、
    「あなたの国が自分に何をしてくれるかではなく、あなたが国のために何ができるかを問いかけなさい」
    という言葉を残しています。

    学校が何かをしてくれるのを待っているだけでは、よい学校にはなりません。
    「誰かがやってくれる」「誰かに任せておけばいい」という人任せの考えでも、
    学校は決して楽しいものにはなりません。

    「自分がやろう」「自分のできることを協力しよう」という主体者の意識が必要だと考えます。
     ”楽しさ” は、受け身の姿勢では、決して感じられないものだからです。

    学校にいる生徒一人ひとりが、生き生きとしてこそ、学校も輝きます。
    花や木々が自分らしく咲くように、
    一人ひとりが自分のできることを精一杯やっていきましょう。
    その人が多くなればなるほど、学校はより魅力的にそして楽しいものになるはずです。

    生徒たちよ。
    自分たちの学校を、自分たちで輝かせていく主体者であってほしいと願います。(文責:教頭)